ビールのワールドカップ審査員にブラジル人選出される

2018年 03月 18日

ブラジル クラフトビール

同大会では100人単位の審査員たちがエントリーしている合計8000以上の銘柄の審査を行う。

ブラジルから審査員に選ばれたのは南部パラナ州でクラフトビールを製造しているダニエウ・ウォウフィさん(40歳)。クラフトビールに対する思いを次のように語る。

「多くの家庭においてお酒はしばしば暴力と同義語であったりもしますが、私の家ではいつも健康的なものと考えられてきました。私にとってビール、特にクラフトビールは贅沢な美食体験をもたらしてくれるものです」(ダニエウ・ウォウフィさん)

ダニエウさんは製造ロット数の少ないクラフトビールを取り扱う流通業に携わっており、3月3日から5日にかけてサンタカタリーナ州ブルメナウで行われている第4回ブラジルビールフェスティバルでも審査員を務めている。

ビールの国際コンテストの審査員に選ばれたのは今回が初めてではないが、ワールドカップともなると、やはり心持ちが違うようだ。

「今回選ばれたことをとてもうれしく思っています。世界有数の素晴らしい製品を作る同業者たちと同じ場所にいられるのですから」(ダニエウさん)

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(文/原田 侑、写真/Bart Van der Perre/Arquivo pessoal)