ギンガとモニカ・サウマーゾが初共演アルバムを製作へ。クラウドファンディングによる支援募集はじまる

2018年 12月 2日

ギンガ モニカ・サウマーゾ

2019年4月に来日してツアー公演を行う予定の作曲家・ギター奏者のギンガと歌手のモニカ・サウマーゾ。現代のブラジル音楽界を代表する音楽家でもあるふたりは、本国ブラジルでは近年、たびたび共演する機会が多いものの、これまで共演アルバムは制作していない。

そこで今回、来日公演を企画運営しているギンガ&モニカ・サウマーゾ来日ツアー実行委員会が、世界初となる両者の共演アルバムを日本で録音・制作する企画を立ち上げ、クラウドファンディングで支援を呼びかけている。

クラウドファンディングでは、両者の日本でのレコーディング、アルバム制作支援と、2019年4月10日に予定されている東京公演のチケット先行予約を受け付けている。

アルバムは、ギンガとモニカ・サウマーゾに加え、共に来日する管楽器の名手2名、テコ・カルドーゾとナイロール・プロヴェッタも加えたクアルテートでのスタジオ録音が計画されている。

主催者は「世界最高峰の音楽家であるギンガとモニカによる、この世界中に待ち望まれている共演アルバムを是非とも録音したいのです。世界中の音楽ファンが待ち望んでいる彼らのアルバムを、来日ツアーを成功させ、日本で最高の技術者と環境で録音したい」と意気込む。

これまでにも、本国では制作されなかったブラジル音楽作品が日本人プロデューサーの手で製作されことはたびたびあり、中には、後に本国でも歴史的名盤と支持されている作品もある。しかし、今回のプロジェクトが実現すれば、ブラジル音楽のよき理解者であり続けてきた日本のリスナー、音楽ファンが協力し合って、自分たちが望む良心的なブラジル音楽作品を製作した、初の作品となるだろう。

支援総額が目標金額に達してCDが制作された場合、CDには支援者の名前が掲載され、支援者は同CDを受け取ることができる。

プロジェクトの期限は2019 年1 月7 日(月)23:59 まで。詳細はプロジェクトぺージ(https://camp-fire.jp/projects/view/111546)、ギンガ&モニカ・サウマーゾ来日ツアー公演の詳細は公演公式HP(https://shalala.co.jp/gemq/)を参照。

ギンガ モニカ・サウマーゾ

(文/麻生雅人、写真提供/ギンガ&モニカ・サウマーゾ来日ツアー実行委員会)