カピバラスパ、今年も開催

2018年 11月 15日

カピバラ

神戸どうぶつ王国で冬の人気イベントとなっているカピバラたちのお風呂「カピバラスパ」が、今年も11月23日(木・祝)からスタートすると同動物園が発表した。

カピバラは、南米を中心とする、水辺の森林地帯、湿地帯、季節によって浸水するサバンナ地帯などに生息する齧歯目の動物。

ミナスジェライス州のグランジ・ドウラードス連邦大学農業科学学部が2012年に発表した食肉としてのカピバラの品質に関するレポートによると、カピバラ属(Hydrochoerus)には H. hydrochaeris、H.
isthmius、H. dabbnei、H. uruguayensesの4種があり、ブラジルに広く生息しているのはHydrochoerus hydrochaeris。パナマ、コロンビア、ヴェネズエラに多く生息しているのはHydrochoerus isthmiusだという。

また同大学によると、カピバラの語源はトゥピ・グアラニー語の”Kapi-wara”で、森を食べる者という意味とのこと。

神戸どうぶつ王国によると、熱帯地方の湿地帯に暮らすカピバラたちは寒さが苦手なため、風邪をひかず健康に冬を乗り切って欲しいという思いから、カピバラのためのあたたかいスパを用意したのがイベントの始まりだという。

スパの回りには植物があしらわれ、頭上からは色鮮やかなハンギングフラワーがぶら下がるとのこと。また、昨年までは湯船には週末のみ花が浮かべられたが、今年は金曜も浮かべられるとのこと。

さらに、冬至となる12月22日(土)と翌23日(日)の2日間は、冬至にちなんで、終日、柚子をスパに浮かべて「ゆず湯」に変わる。14時からゆず湯にもバラの花びらが加わり「柚子+バラ」という“ゴージャスゆず湯”になるという。

「カピバラスパ」(観覧無料)は2018年11月23日(金・祝日)~2019年2月27日(水)の金、土、日と祝日、および、年末年始(12月29日(金)~2019年1月6日(日))の各日とも14時00分~、神戸どうぶつ王国(https://www.kobe-oukoku.com/parkguide/)・インサイドパーク「アクアバレー」にて開催。

(文/麻生雅人、写真提供/神戸どうぶつ王国)