「RIZIN.14」、開催近づく。那須川天心選手が公開練習を披露
2018年 12月 24日今年も大みそかに、格闘技イベントRIZINが開催される。
同大会は2015年の年末にスタートして、日本各地のアリーナで年に数回、トーナメント試合とワンマッチを開催してきた。2018年の大みそかに開催される大会は、RIZIN.14とナンバリングされている(大会名称は「Cygames presents RIZIN.14」)。
RIZINとは、日本最大の格闘技フェデレーション(協会)である。日本をはじめ世界にはたくさんの格闘技団体があるが、RIZINはそれらのどことも競合しない、フェデレーションというかたちをとっている。これにより、例えば2つの団体のチャンピオンがRIZINで試合をすることも可能になっている。
RIZINは総合格闘技(MMA)の試合がベースとなる大会ではあるが、キックボクシングルール、打撃なしのグラップリングルールなどの試合も行われる。
MMA(エムエムエー)とは、英語のMixed Martial Artsの略で打撃技(パンチやキック)、投げ技、関節技や絞め技等の自由な攻撃が認められている格闘技である。組んで離れた際の攻防や、キックの際に足をつかんで倒し試合の流れを変える、グラウンドコントロールなど、見どころも多い。一時期、ポルトガル語のVale Tudo (なんでもあり)と呼ばれていた時期もあるが、近年ではMMAと呼ばれることが一般的のようだ。
さて、今年(2018年)の大みそかに開催されるRIZIN.14で、世界的なスーパースターのボクシング選手、フロイド・メイウェザー選手との対戦が決まっている那須川天心選手が、12月18日(火)、千葉県松戸市にある天心選手の父親が経営するジム、TEPPEN GYMで公開練習を行った。
この日、天心選手はラスベガスでのボクシングトレーニングから帰国したばかりとは思えない軽快な動きで、シャドーボクシングとミット打ちを披露した。
ステップも一流のダンサーのように実に華麗で、動きはとにかく早く、まるでアニメに出てくるスターのようだった。
公開練習後の取材で天心選手は「日本のアスリート代表としてメイウェザー選手に立ち向かいたい」「一発ももらえない、ほんっとに集中してほんと3分3ラウンド集中してやってやんないとダメかな」などと語った。
RIZIN.14のチケットは話題満載と大人気につき、今現在アウトレット席のみの発売となっているが、ぜひ多くの方に会場に足を運んでほしい。RIZINといえば、毎回ブラジル人選手が大会を鮮やかに彩っているが、今回はギャビ・ガルシアVSバーバラ・ネポムセーノのブラジル人同士の、女子ヘビー級マッチが予定されている。
また、RIZIN.14の前には「平成最後のやれんのか!」が同会場で開催される。こちらも魅力的なカードばかりなので、ライブ観戦の熱を感じることができるだろう。試合の模様はフジテレビでも放送されるので、地上波でもぜひ熱い戦いをチェックしてほしい。
「Cygames presents RIZIN.14」大会概要
日時:2018年12月31日(月)13:00開場/15:00開始
会場:さいたまスーパーアリーナ
※チケットは全席完売でアウトレット席のみ発売中(12月24日現在)
http://jp.rizinff.com/_ct/17205387
TV放送/「RIZIN.14」12月31日(月) 18時00分~23時45分、フジテレビ系列全国ネットにて放送。
(写真(那須川天心選手)・文/Viviane Yoshimi、写真提供/ドリームファクトリーワールドワイド)