ブラジル政府、日本をはじめ4カ国のビザ免除を発表

2019年 03月 19日

エドゥアルド・パエス・サボイア駐日ブラジル大使閣下

エドゥアルド・パエス・サボイア駐日ブラジル大使閣下は、3月19日(火)に駐日ブラジル大使館で行われた 株式会社アルファインテル40周年記念レセプション に出席して、スピーチの中で、日本時間の同日にブラジル本国で発表された、日本に対する観光などのビザ免除の実施について語った。

「ブラジル政府は、日本人を含む観光客の受け入れ増に取り組んでいます。ブラジルは日本に対しては、これまで段階的に政策を実施してきました。まず2016年に『一般旅券所持者に対する数次入国査証の発給の円滑化に関する日本国政府とブラジル連邦共和国政府との間の覚書』を交わし、2017年には日本人観光客向けに電子査証(Eビザ)を導入しました。そして本日遂に、ジャイール・ボウソナーロ大統領が、ブラジルを訪問する日本人に対する観光、商用、トランジットなどのビザの免除を発表いたしました」(同)

式典後、 エドゥアルド・パエス・サボイア駐日ブラジル大使閣下 に改めてビザ免除について伺った。

「今回ブラジル政府が発表したビザの免除が実施されるのは日本、アメリカ合衆国、オーストラリア、カナダの4カ国です。対象となるビザは観光、商用、トランジット、芸術、スポーツの各分野で、3カ月の滞在が可能となります。またさらに現地で90日間の延長を申請することが可能です」 (同)

また大使閣下は、ブラジル人観光客に対する日本のビザの免除措置にも期待したいと語った。

「ブラジル人観光客のビザが免除になれば、旅行業の方々には新たなビジネスチャンスが生まれると思います」 (同)

ブラジル政府による日本に対するビザ免除の施行は6月17日からとなるという。

(写真・文/麻生雅人)