サッカー元ブラジル代表のエジミウソンがサッカーアカデミーを設立

2019年 04月 12日

スカイライトの羽物俊樹 代表取締役(左)と
エジミウソン・ジョゼー・ゴメス・モラエス元ブラジル代表(右)
(写真提供/スカイライト コンサルティング株式会社)

2002年日韓ワールドカップの優勝メンバーでもあるエジミウソン・ジョゼー・ゴメス・モラエス元ブラジル代表が日本のスカイライト コンサルティング株式会社とともに、プロサッカー選手の育成を目的とするサッカーアカデミー「SKY Esportes Clube」を運営するSKYLIGHT FIVE CONSULTORIA ESPORTIVA BRASIL LTDA(本社:ブラジルサンパウロ州バルエリ市、以下SFCE)を2019年2月に設立しました。

スカイライト社によりますと、SFCBは、サッカー選手として有望な子どもたちをSKY Esportes Clubeで育成して、ブラジル国内リーグのアンダー世代の試合にチームとして出場するなどの活動を行ってくとのことです。

サッカー選手としての育成には、エジミウソン氏のプロ選手としての経験、SFCBの所属スタッフがコーチとして 培った指導ノウハウに加え、ヨーロッパのサッカー選手育成モデルも取り入れられる予定だということです。

また同スクールでは「一流のサッカー選手として大成するには、サッカー技術が一流であることの他、人としても一流であることが必要であり、そのためには総合的な教育が重要である」というエジミウソン氏の考えに基づいて、人間教育や学問的な教育も施していくとのことです。

SFCBによりますと、同校が育成した選手は、選手としてのキャリアを終えた後の人生においても社会人として成功するための基礎を身に着けることとなり、このことが、ブラジルの子どもたちと社会への大きな貢献になると考えているとしています。

スカイライト社はこれまで、コンサルティングや投資を通じてさまざまな新規事業の立ち上げに関わってきており、近年では、Jリーグ東京ヴェルディとの資本業務提携や、スポーツ映像解析を行う企業への出資及び経営参画など、スポーツビジネス分野での事業開発やコンサルティングにも力を入れているとのことです。

スカイライト社の羽物俊樹代表取締役は今回の取り組みについて、「『ブラジルの若い選手がもっと活躍できる機会の創出に自ら関わりたい。選手としての成功だけでなく、その後の人生においても成功できる若者を育成する教育を提供したい』というエジミウソン氏の強い想いが出発点になっていると語りました。

羽物俊樹代表取締役はエジミウソン氏との事業提携については、エジミウトン氏の想いに共感すると同時に、スカイライト社が持つ事業開発力や事業推進力、コンサルタントを育成してきた経験を事業に活かすことがではないかと考え、同氏との共同事業を決定したと述べました。

「 サッカー選手として有望な子供たちに、サッカー教育と人間教育の両面を提供することを通じ、ビジネスとしての成功とブラジルの社会課題の解決への貢献を目指しています」(羽物俊樹代表取締役)

(文/麻生雅人)