ホベルト・サトシ・ソウザ選手、日系ブラジル人へエール送る
2019年 04月 25日
2019年4月21日(日)、横浜アリーナにて総合格闘技団体RIZIN FIGHTING FEDERATION の主催による「RIZIN.15」が開催された。
今大会には、ホベルト・サトシ・ソウザ、クリスティアーノ・フロリッチ、ルイス・グスタボ、タリソン・ゴメス・フェレイラという4名のブラジル人選手が参加した。
第9試合、北岡 悟VSホベルト・サトシ・ソウザは2R TKOでホベルト・サトシ・ソウザが勝利を飾った。ホベルト・サトシ・ソウザ選手は柔術の世界チャンピオンであるため、打撃での勝利に多くの観客が驚かされた。
試合後、ホベルト選手のインタビューが行われた。
――試合を振り返ってみていかがでしょうか。
「最初、パンチが入ってびっくりしました。首も締められましたし、そのあとは少しづつわたしのゲームプランができたのでよかったです。このイベントはすごいなと思いました」
――北岡選手にはどんな印象を持ちましたか。
「本当に強かったです。グラウンドもよく知っているので、(極技で)極めるのは難しいと思いました。だから打撃でいこうと思いました。本当にみんな知らないと思うけど、最初からわたしのプランは打撃でいこうと思っていました」
――打撃でフィニッシュすることは想定内だったということでしょうか。
「もちろんチャンスがあれば(極技で)極めたいと思いましたが、多分難しいと思いました。だから、できる限り打撃でいこうと思いました」
――初めてRIZINに参戦してみてどうだったでしょうか。
「いつもはみんなに全部の試合、絶対勝つ、絶対勝つ、と言われていたのでこの試合はそのプレッシャーがなかったので、本当によかったです。多分プレッシャーがなかったのは初めてです。強い選手もいるのでよかったです」
――今後の目標は?
「少し休みたいです。でも強い選手ともやりたい。わたしは柔術だけでなく、MMAも強いとみんなに見せたいです」
――日系ブラジル人を代表して、何かメッセージはありますでしょうか。
「どこへ行っても(生きていくことは)簡単ではありません。自分が強くあらねば、どこでも難しいと思います。心から、(自分は)絶対できると信じていればどこでも(日本でもブラジルでも)できます。わたしの生徒たちにも見せたいです。自分の心の中から信じていればできると…」
(文/Viviane Yoshimi)