元チン・マイア・バンドのシウヴェリオ(シルヴェリオ)·ポンチス率いるトリオが初来日

2019年 07月 4日

シウヴェリオ(シルヴェリオ)・ポンチス (写真提供/Takako Mohri)

ブラジルを代表する大歌手だった故チン・マイアのバンドのトランペット奏者だったシウヴェリオ(シルヴェリオ)・ポンチスが、自身のトリオを率いて初来日を果たす。

初来日にあたり、招聘を企画・運営するカヴァキーニョ奏者の毛利貴子さんが、現在クラウドファンディングによって渡航費や滞在費の支援募集を行っている。リターンでは、ライヴへの招待やCDだけでなく、リハーサルの見学などさまざまなオプションが用意されている。

1960年にリオデジャネイロ州ラージェ・ド・ムリアエー市に生まれた シウヴェリオ・ポンチス は、ブラジルのソウルミュージック界のレジェンド、チン・マイアのバンド“ヴィトーリア・ヘジア”で12年活動していたという。

ヴィトーリア・ヘジアは録音やライヴごとに複数のメンバーが入れ替わり立ち代わり関わっていたが、シウヴェリオは、チンの代表曲のひとつ「ナォン・ケロ・ヂニェイロ、ソ・ケロ・アマール」(イヴェッチ・サンガーロのカヴァーも2008年に大ヒットした)の91年の再演ヴァージョンの演奏に参加している。

近年ではチン・マイアのトリビュート・バンド、バンダ・シンヂコでも演奏している。また、チン・マイアのほかにも、エウザ・ソアーリス、ルイス・メロヂーア、フランシス・ハイミ、パウリーニョ・ダ・ヴィオラなど錚々たる顔ぶれと共演してきた。

80年代からはトロンボーン奏者のゼー・ダ・ヴェーリャとコンビを組んでショーロ·ヂ·ガフィエイラ(ダンサブルなショーロ)を演奏している。

今回の来日公演はシャーレス·ダ·コスタ(ギター)、アントニオ·ゲーハ(ピアノ)とによるトリオでの演奏で、ダンサブルなショーロを演奏するとのこと。

公演の日程とクラウドファンディングの詳細は、https://camp-fire.jp/projects/view/169853? を参照。

●Silvério Pontes Trio

7月9日 
神保町楽屋
18:30開場 19:30スタート
4000円(学生 4000円、 小学生以下 0円)
http://rakuya.asia/model/j_schedule_m.shtml

●Orquestra Sambador Oriente meets Silvério Pontes Trio from RIO De Janeiro

7月10日
赤坂 B-Flat
Open 18:30 Start 19:30
Charge ¥6,000

Guest :
Silvério Pontes(Trumpet) Antonio Guerra(Piano) Charlles da Costa(Guitar)

Orquestra Sambador Oriente :
A.Sax 塩川光二 藤田明夫
T.Sax 堤智恵子 辻野進輔
B.Sax 武田和大
Trumpet 石井慎太郎 筒井政明 黄啓傑 小森信明
Trombone 佐野聡 山下定英 和田充弘 堂本雅樹
Guitar 小畑和彦 Bass 大森輝作
Percussion&Vocal フランシス・シルバ Drumsジーン重村

●エザルとパニョのブラジル音楽コンサート2019 Exaltado & Passarinho

7月14日(日)
高輪区民センター
開場15:00 開演 15:30
入場料:2000円 中学高校生半額 小学生以下無料 未就学児入場可能
ゲスト Silvério Pontes〈Tp〉
    Antonio Guerra〈Pf〉
    Charlles da Costa〈Gt〉

●Baile ダンスパーティー ガフィエラ サンバ エ ショーロ

7月15日(月・祝)
場所:港区立芝浦港南区民センターhttp://www.city.minato.tokyo.jp/shisetsu/kumincenter/kumincenter/02.html
時間:19:00 スタート
入場料:2000円
(開場内飲食不可)

(文/麻生雅人)