G7、アマゾン地域の森林火災収束に2000万USドルに支援へ

2019年 08月 27日

8月26日(月)、マットグロッソ州で消火活動に当たる消防員(写真/Juliana Carvalho)

フランスで開催されているG7ビアリッツ・サミットが、アマゾン地域の森林消失を受け、約8300万レアル(2000万USドル)を同地域の森林火災を止めるために投じることを8月26日(月)に明かしたと、ブラジルの現地メディア「フォーリャ」が同日づけで伝えている。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領の情報筋によると、資金の大半は消化を行う航空機の輸送費に使用されるという。

またG7が、9月に国連が発表する中期森林再生計画を支援することを決定したと、同大統領の顧問が述べたという。

この合意が行われた会合にはアメリカ合衆国のトランプ大統領は参加しなかったが、米国のスタッフが意見を述べたと、サミットを主催したマクロン大統領が述べたという。

アマゾン地域の森林火災は今回のG7ビアリッツ・サミットにとって重要な議題のひとつとなった。マクロン大統領は、アマゾン地域の森林火災を国際危機と位置づけ、フランスを含む9カ国に直接影響を与えることを強調したという。アマパー州を含む南米大陸のギアナ地方には、仏領ギアナやイギリス連邦に加盟するガイアナ共和国などがある。

(文/麻生雅人)