【ベラトール】日本初上陸果たす。ゴイチ・ヤマウチ選手は一本勝ち

2019年 12月 30日

BELLATOR JAPAN で勝利を手にした ゴイチ・ヤマウチ選手 (撮影/Viviane Yoshimi)

2019年12月29日(日)、さいたまスーパーアリーナにて、アメリカの格闘技団体Bellator(ベラトール)による日本初上陸となる「BELLATOR JAPAN」が開催された。

本大会で開催されたBELLATOR×RIZIN対抗戦にはブラジル人ファイター、ゴイチ・ヤマウチ選手とイララ・ジョアニ選手が参戦した。

ゴイチ・ヤマウチ選手の相手は、ダロン・クルックシャンク選手で、試合はキャッチウエイトで行われた。

キックからダロン選手のバックにまわったゴイチ選手は、そのままチョークをしかけた。

このチョークはしっかり極まり、ダロン選手がタップ。ゴイチ選手が1Rにリアネイキッドチョークで、一本勝ちを収めた。

イララ・ジョアニ選手は渡辺華奈選手と対戦。

1Rジョアニ選手はパンチをあて、グラウンドでも攻め続けていたが、3Rにパウンドパンチを受け続けレフリーによって試合はストップされ3R、TKOで敗れた。

ベラトールのスコット・コーカー代表はイベント終了後のインタビューで、RIZINとBELLATORの違いについて語った。

スコット・コーカー代表(左)とエメリヤーエンコ・ヒョードル選手(右)(撮影/Viviane Yoshimi)

「RIZINであろうが、BELLATORであろうがMMAであろうが、戦うという意味では同じだと思います。違いがあるとすれば、経験の差ではないかと思います。わたしたちは年間30試合くらい行っていますので、日本の選手たちも試合数が増えれば、経験が増えるのではないかと思います」(スコット・コーカー代表)

スコット・コーカー代表は、今回、初上陸を果たした日本は、MMAにとって「特別な国」だと語った。

「BELLATORの選手たちは日本のMMAの黄金期を見ているため、マイケル・チャンドラー選手やマイケル・“ヴェノム”・ペイジ選手などの選手は日本に連れて行ってください、日本で試合をしたい、と言ってきました。わたしの方から日本で試合をしないか? と誘う必要は全くありませんでした。こういった意味でも日本はコンバットスポーツ、MMAで特別な国であるとわかると思います」(スコット・コーカー代表)

来年の日本での開催についても、検討したいと語った。

「RIZIN榊原CEOと話し、本社で検討したい。個人的にはやりたいですがわたし一人ではなく、いろんな人の判断が関わっていますから」(スコット・コーカー代表)

そして、今日のイベントは自身の34年のプロモーターのキャリアの中でも「最高に特別なものの一つ」だったと語り、コメントを締めくくった。

(文/Viviane Yoshimi)