リオ名物、コパカバーナ海岸の年越しイベントに290万人

2020年 01月 1日

キリスト像のあるコルコバードの丘からのぞむ2019年~2020年の年越し花火( 写真/Fernando Maia/Riotur )

リオデジャネイロ市南部(ゾナスウ)にあるコパカバーナ海岸で行われる伝統的な大晦日の年越しイベントに集まった人数は、2019年末は290万人だったとリオデジャネイロ市観光局(Riotur)が公表しました。

リオっ子たちと観光客は、14分にわたる年越しの花火と、ビーチで行われるコンサートを楽しみました。

コパカバーナ海岸の4か所に設置された特設ステージでは、DJマルボロや、ヂオゴ・ノゲイラ、ヘフージェンなどサンバの人気歌手、サンバ団体マンゲイラの打楽器隊などがパフォーマンスを披露しました。

「それぞれのシーンに愛を」をテーマにかかげた、コパカバーナパレスホテル前に設置されたメインステージでは、多様性に富んだリオの自然や建築の美しさが表現されました。

リオ市都市清掃公社(CONLURB)によりますと、大晦日の夜8時から年明けの夜明け5時までに集められたごみは46トンだったとのことです。清掃作業が最も大変になったのは朝6時からのことで、午前中遅くまで続く見通しです。コパカバーナだけでも、2019年のごみの量の385トンを上回る400トンのごみが収集されると推定されています。

「ビーチの清掃にはもっと時間がかかります。イベントのために封鎖されていたアトランチカ大通りは朝10時までに解放される予定です。ビーチは11時か11時半に作業を終えるでしょう。日光浴に多くの人が来ますからね」(リオ市都市清掃公社 ヘナート・ホドリゲス代表)

また、リオ市の保険局によりますと、早朝4時までに、ビーチに設営された特設診療所で612名が診察を受けたとのことです。そのうち56名が病院へ搬送されました。診察を受けた人のほとんどが、アルコール中毒、食中毒、けんかによる怪我、ガラスびんの破片による切り傷などでした。

(記事提供/Agência Brasil)