【RIZIN.28】クレベル・コイケ試合前独占インタビュー

2021年 06月 12日

RIZIN.28記者会見でのクレベル・コイケ選手(左)(撮影/Viviane Yoshimi)

元KSW王者 クレベル・コイケがついに朝倉未来との大一番を迎える。

MMAの大会として18年ぶりに東京ドームで開催されることとなった「RIZIN.28」。メインを飾る第10試合に登場するクレベルが、今何を思っているのか、話を聞いた。

クレベルは2020年大晦日の「RIZIN.26」で念願のRIZINデビューを果たし、カイル・アグォンを相手に鮮やかな一本勝ちを飾った。3月21日に名古屋・日本ガイシホールで開催された「RIZIN.27」にも、大晦日に続き連続参戦し、柔道ベースのグラップラー 摩嶋一整と対戦し、一本勝ちしている。

――東京ドームで試合をする気持ちを教えてください

「わたしの時間がやってきたというように最高の気分だよ」

――理想の試合展開はどんな展開でしょうか?

「理想的な試合展開は勝つことかな。ハハハハ」

――理想的な勝ち方を教えてください

「できるだけミスを少なくして勝ちたい」

――朝倉未来選手は「路上の伝説」と言われています。これをどのように捉えていますか?

「そうだね、彼はストリートファイターのような悪役を演じているけれど、戦いは戦いなので、最善を尽くし、準備を整えた者が勝つんだ」

――朝倉未来選手はテイクダウンをされにくい選手と言われています。こちらについてはどのようにお考えですか?

「そんなことはないと思っている。わたしが試合でお見せしましょう。日本に衝撃を与えるよ」

――朝倉未来選手は柔術家で、近年では“No-Gi”の実績が高い岩本健汰選手と練習をしていますが、クレベル選手が警戒している点はありますか?

「これは柔術ではなくMMAなんだ。わたしは完璧なるMMAファイターかつ柔術家だ。わたしのスタイルは、柔術着を着ていない柔術(No-Gi)とはとても異なっている。グラウンドでは我々は、彼が練習してきたことに付き合う気はないよ」

――朝倉未来選手の試合は見て研究したりしましたか?

「対戦相手の試合を研究するのは好きじゃないんだ。基本的に彼が何をしているかは気にしない。わたしにとって意味があるのは、自分がどんなことをして、どんなトレーニングをしているかってことだけだね」

――クレベル選手が打撃を練習しているBELL WOOD GYMではどの選手とよくスパーリングをしていますか?

「ONE Championshipに参戦しているスズキ センセイ(鈴木 博昭)と、同じくONEのナイトウ タイキ(内藤 大樹)とRIZINのキタガワ(北川裕紀)だよ。それと、なによりサトシ(ホベルト・サトシ・ソウザ)は主なスパーリングパートナーだよ」

――もしこの試合を超えることができたら、いつタイトルマッチに挑戦したいですか?

「この試合には勝つだろう。そしてなるべく早くタイトルに挑戦したい。なぜなら、大晦日にはもう防衛戦をしたいからね」

「RIZIN.28」は6月13日(日)15:30より東京ドームで開催。フジテレビ系列で同日20時より放送。

(記事提供/Hexagon News、文/Viviane Yoshimi)