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ブラジル国内のカシャッサ品評会「第五回ランキング・クープラ・ダ・カシャッサ」で、女性生産者が躍進

第五回クープラ・ダ・カシャッサ ホワイト部門1位に輝いたカシャーサ・ダ・キンタ ブランカ(撮影/カルロス藤田)

「もしあなたが、カシャッサが女性向けのお酒ではないと思うなら、それはあなたが、カシャッサも女性も理解していないからです」。

現地メディア「エスタダォン」(電子版、3月18日づけ)は、ブラジル国内で最も優れたカシャッサを選出するコンテスト「ランキング・クープラ・ダ・カシャッサ」の2022年版の選考結果を、そんな書き出しで報じた。

今年で5回目となる「ランキング・クープラ・ダ・カシャッサ」で、ホワイト部門(非熟成タイプ部門)の上位4位を占めたのがすべて女性の生産者によるクラフトカシャッサだったためだ。

また、ホワイト部門で1位に輝いた「カシャーサ・ダ・キンタ ブランカ」が獲得した84.43ポイントは全部門のファイナリストの中の最高得点で、非熟成カシャッサが熟成タイプのカシャッサを押さえて、ファイナリスト50銘柄の中で最高得点を獲得したのは今年が初となる。

「カシャーサ・ダ・キンタ ブランカ」の生産者カチア・エスピリット・サントさんは、それまで言語聴覚士として働いていたが、20年前、病気を患った父親に代わり、100年以上の歴史を持つ蒸留所ファゼンダ・ダ・キンタを継いだ。

この蒸留所がはじまったのは1923年。ポルトガルからの移民フランシスコ・ロウレンソ・アウヴィスさんが、リオデジャネイロ州カルモ市の山間部にある農場を買収したのがはじまりだった。

カチアさんの父である2代目当主ジョゼー・ハモス・アウヴィスさんが製品をさらに進化させ、カシャーサ・ダ・キンタは地元で愛される地酒となった。

3代目の当主となったカチアさんは、父親からカシャッサ造りについて学ぶ傍ら、新たに投資を行いサトウキビの栽培方法から製品を入れるガラス瓶までを刷新。生産方法を近代化して製品のクオリティを高めた。

(次ページへつづく)

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