パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2023 最終戦。PSG、インテルの高速カウンター2発に沈む。ネイマールはプレーせず日本を去る

8月1日（火）19：00から国立競技場で、パリ・サン=ジェルマン（以下PSG）ジャパンツアー最後の試合が行われた。対戦相手はイタリアの名門インテル・ミラノ（以下インテル）である。

この日の東京は、昼すぎに激しい雷雨があり。雨は夕方には上がっていたがかなり涼しく感じた。

地下鉄銀座線の外苑前駅から国立競技場への道は、珍しく神宮球場でのプロ野球の試合がなかったため、いつもに比べ、ひっそりとしている印象を受けた。駅前でサッカー専門紙の号外を配っている以外、これから近くで大きなサッカーマッチが行われるという雰囲気すらなかった。

国立競技場の敷地内に入ると、このビッグマッチを観戦に訪れている大勢のサッカーファンたちの喧騒に迎えられた。

ネイマールやエムバぺのPSGのユニフォーム姿の人が多いが、インテルのユニフォームを着ている人もけっこう見受けられた。

インテルといえば何といっても長友佑都だろう。2006年夏にFC東京からイタリア セリエAのチェゼーナに移籍すると、その半年後に名門インテルに電撃移籍したときは驚いた。加入後はほぼレギュラーとして活躍しており、筆者ももちろん応援していた。

スタンドの記者席に着いたのは、キックオフの35分ほど前。程なくして、両チームの選手たちがウォーミングアップのためピッチへ登場した。

昨日の前日練習でネイマールがフルで練習を行ったとの情報を得ていたので、もしかしたらネイマールの先発もあるかとも思ったが、スターティングリストには載っておらず、試合前のウォーミングアップでもネイマールの姿を捉えることはできなかった。

この日のPSGの先発メンバーは以下の通りである。

GKドンナルンマ（イタリア代表）

DFハキミ（モロッコ代表）

マルキーニョス（ブラジル代表）

シュクリニアル（スロバキア代表）

リュカ・エルナンデス（フランス代表）

MFマヌエル・ウガルテ（ウルグアイ代表）

　　ザイール・エメリー（フランス）

ファビアン・ルイス（スペイン代表）

ヴィティーニャ（ポルトガル代表）

　　カルロス・ソレール（スペイン）

FWアセンシオ（スペイン代表）

最終戦ということで、今プレーできるほぼベストのメンバーで揃えた感じだ。

嬉しく思ったのは、2日前の日曜日に行われた子どもたちを対象にしたサッカークリニックに参加していたファビアン・ルイスとマヌエル・ウガルテが、ともに先発出場を果たしたことだ。

クリニックに参加した子どもたちにとっても、同じ空間を共有することができた選手の雄姿をスタジアムで見られるのはうれしいことなのではないかと思う。

対するインテルは、エースのFWラウトロ・マルティネス（アルゼンチン代表）を筆頭にFWトゥラム（フランス代表）、MFニコロ・バレッロ（イタリア代表）やムヒタリアン（アルメニア代表）といった世界的なプレーヤーが先発出場を果たした。

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