ポレンタ、モルタデッラ、ムケッカを味わいながらクラフトカシャッサに舌鼓! 「第4回 カシャッサを楽しむ会」、1月27日(土)に開催

2024年 01月 22日

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ポレンタフリッタ(揚げポレンタ)※画像はイメージです(写真/Divulgação)

日本ブラジル中央協会は、カシャッサ・カウンシル・ジャパンの協力のもと、1月27日(土)にブラジルの国民酒カシャッサとともにブラジルの食文化を楽しむ「第4回 カシャッサを楽しむ会」を開催する。

第4回目となる今回は、カシャッサは“たる熟成のバリエーション”を、食の体験では“ブラジル南東部で日常的に親しまれている北イタリアからの移民が伝えた味”にフォーカスする。

サトウキビのしぼり汁を発酵・蒸留して作られるカシャッサには、大きく分けて、連続蒸留機で作られる大量生産型の工業製品と、単式蒸留器で作られるクラフトカシャッサとがある。後者は、蒸留後にステンレスタンクなどで休ませるだけで、いわゆる“ホワイト酒”でおいしく飲めて、蒸留所ごとにそのクオリティを競い合っている。

しかしカシャッサは、樽による熟成においても他に類を見ない個性を持ったお酒だ。ウィスキーでおなじみのオークだけでなく、南米原産の樹木を中心に、樽に使われる木の種類が30以上もあり、熟成や休息などに使われる。木の種類によって、異なる味・香り・色が楽しめる、ブラジルならではの自然の豊かさがはぐくんだ文化を持つお酒だ。世界広しといえども、熟成や休息のための樽にこれほどバラエティに富んだ樹木の種類を使うお酒はカシャッサ特有のものだ。

カシャッサというお酒自体は16世紀から存在しており、アメリカ大陸でもっとも古い歴史を持つ蒸留酒といわれている。2000年代以降は国際的な品評会でも存在感を高め、国内に新興蒸留所が次々と誕生して、今、新しいフェーズに入っている。

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左から4本、バウサモ、ウンブラーナ、パウブラジル、イペーの木を使った熟成カシャッサ(撮影/カルロス藤田)

今回の「第4回 カシャッサを楽しむ会」では、オーク、アンブラーナ、イペー、バウサモ、パウブラジルの5種類の樹木で熟成したカシャッサを飲み比べながら、熟成カシャッサの魅力に迫る。

会場は、ヴェネチア専門店「スーペルバッコ」(永田町)。ブラジルでおなじみの北イタリア由来の味を、ヴェネチア料理店のシェフの手による、いわば“源流”の味とスタイルで楽しむ。さらに、本企画限定メニューとして“ヴェネチア料理店のシェフの手によるブラジル料理”も登場する。

前菜(アンティパスト)は、ブラジル南東部~南部でおなじみとなっている北イタリア由来の味、Polenta fritta(揚げポレンタ)、Baccalà mantecato(バッカラ・マンテカート(干し鱈料理))、Mortadella モルタデッラの盛り合わせ。ヴェネチア風“チケッティ”のスタイルで。

ポレンタは、練ったトウモロコシ粉をお湯などで練りあげてつくる北イタリアの伝統食。イタリアでは地域によって、お粥状、揚げたものなど主流となるスタイルが異なるが、ブラジル(主に南東部~南部)では、肉料理などに添えられて出される“ペースト状またはお粥状のポレンタ”と、バールなどのおつまみやビステッカなどに添えられて出される“揚げポレンタ”が、共に親しまれている。

今回は「カシャッサの会」ということもあり、バールでおなじみの“揚げポレンタ”を本場ヴェネチア流で。

干し鱈料理は、ブラジルでは宗主国ポルトガルの影響により「バカリャウ」の名で浸透している、イタリアでも「バッカラ」の名でおなじみ。

イベントでは「バカリャウ/バッカラ」を、ヴェネト州の郷土料理「バッカラ・マンテカート(練り干し鱈料理)」で。ブラジルで「Purê de bacalhau」と呼ばれる調理に似た料理。

そして、ブラジルでは「セラッチ」ブランドですっかりおなじみの「モルタデッラ」もラインナップ。

「モルタデッラ」もルーツは北イタリア。「モルタデッラ ボローニャIGP」によりIGP(保護指定地域表示)認証されている、エミリア=ロマーニャ州のボローニャ伝統製法のソーセージだ。

ちなみにブラジルの「セラッチ」は、エミリア=ロマーニャ州に隣接するヴェネト州ロヴィーゴ県のカステルマッサ出身のCeratti セラッティ(ブラジル訛りではセラッチ)一家が作っているが、ブラジル流にクレオール化した味となっている。

本イベントでは、本場ボローニャのモルタデッラを味わう。

プリモは、北イタリア流で2皿。「Gnocchi con crema di capesante ジャガイモを練りこんだ“ニョッキ” ホタテのクリームソース」と「 Orecchiette di grano duro con ragu di anatraプーリア郷土パスタ“オレッキエッテ” 鴨肉のラグーソース」。

ニョッキ(ポルトガル語ではNhoque)はイタリア全土で知られているが、地域によって材料や食べ方の習慣が異なる。

今回は、ブラジルでもおなじみのジャガイモのニョッキ。ジャガイモのニョッキは、北部~北東部のヴェネト州やフリウリ・ヴェネチア・ジュリア州や、中部のアブルッツォ州などで人気がある。

オレキエッテ(ポルトガル語の“orelhinha”に相当)はプーリア州でおなじみの耳型パスタ。ブラジルでもパスタ天国のサンパウロや南部では輸入品で親しまれている。

セコンドはブラジル料理で。ヴェネチア料理店のシェフの手によるムケッカ。「スーペルバッコ」でも通常メニューにはないプレートなので、本イベントならではの貴重な体験となる。

ドルチェは2種の盛り合わせが用意される。

「第4回 カシャッサを楽しむ会」は1月27日(土)12:00から(開場11:30)ヴェネチア専門店「スーペルバッコ」(永田町)にて開催。問い合わせ、申し込みは日本ブラジル中央協会まで。

(文/カルロス藤田)