リオデジャネイロで、消費に不適格なコーヒー3トンが押収される
2025年 06月 12日
リオデジャネイロ市の文民警察は6月11日(水)、市北部の商業施設で消費に適さないコーヒー約3トンを押収した。カルロス・エボリ犯罪学研究所の専門家らが、これらのブランド製品には許容レベルをはるかに上回る不純物が含まれていることを発見し、消費者警察局(デコン)の捜査官らが製品を押収した。
農牧供給省(MAPA)の省令では、コーヒーに含まれる不純物の含有量は1%以下に制限されている。しかし検査の結果、一部の銘柄では10%を超える不純物が検出された。
検査は農牧供給省の支援を受け、北部地域のイラジャー、ジャルジン・アメリカ、マラカナン、ボンスセッソの各地区で実施された。品質検査に合格しなかったブランドのパッケージも検査された。
販売店の責任者らは警察署に連行され、コーヒーの仕入れや供給元について供述した。
農牧供給省は先月、焙煎されたコーヒー3銘柄を食用として不適格とした。これは、ラボの検査で、製品中に法定基準を超えるレベルの不純物、マイコトキシン(カビ毒)、異物などが検出されたことによる措置だった。
対象となったのは「メリッサ」、「ピンゴ・プレット」、「オフィシアウ」の各ブランド。
コーヒーに含まれる異物としては、他の植物種の穀粒や種子、砂、石、土塊などが考えられる。不純物は、殻や枝など、コーヒー豆自体に由来する成分を指す。
農牧供給省は、該当製品を購入した消費者に対し、直ちに消費を中止するよう勧告している。消費者は製品の交換を求めることができる。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)