ブラジルの日系MATSURIに相川七瀬さんが出演

2025年 09月 2日

9月5日(金)~7日(日)、ブラジルのパラナ州ロンドリーナ市で第21回ロンドリーナ祭り(Londrina Matsuri)が(画像提供/株式会社大創産業)

9月5日(金)~7日(日)、ブラジルのパラナ州ロンドリーナ市で第21回ロンドリーナ祭り(Londrina Matsuri)がネイ・ブラガ州知事展示公園にて開催される。ロンドリーナ市は、州都クリチーバ市に次いで日系人人口が多い都市で、6月にブラジルを訪問された秋篠宮家の佳子さまもロンドリーナ市でロンドリーナ文化体育協会を訪ねられ、現地の日系人と交流された。

今年で21回目を迎えるロンドリーナ祭りがはじまったのは2003年。同市によると、ニシノミヤ広場で開催された第一回ロンドリーナ祭りは、ロンドリーナ市民に日本の文化、芸術、料理を身近に体験してもらうための場として企画され、日系コミュニティとの深い交流にも貢献したという。会場には推定7万人以上が訪れたという。

回を重ねるごとに地元の名物イベントとなり、2023年からは会場もより大きなネイ・ブラガ州知事展示公園に移っている。

“ポップカルチャーやオタク文化、グルメ、太鼓やよさこいソーランのパフォーマンスなどが一堂に会します”と紹介されている第21回ロンドリーナ祭りでは、RPC文化スペースで、刺し子、水引、墨絵、折り紙、切り絵、書道、マンガなど日本の文化を伝えるワークショップも開催される。入場は無料。

また、日本とブラジルの外交関係樹立130周年を迎えた「日本ブラジル友好交流年」である今年(2025年)は、日本ブラジル友好交流親善大使に任命され渡伯する相川七瀬さんがライヴパフォーマンスも披露する。相川七瀬さんの出演は9月6日(土)の予定。ライヴの開演時間は20:30。

日本の外務省によると、相川七瀬さんのデビュー曲「夢見る少女じゃいられない」(1995年)は、ブラジルの日系社会が中心となって開催されている日本祭りの中で、「マツリダンス」(注:和太鼓をバックにJ-POPのヒット曲を踊るオリジナルダンス)の楽曲として使用され、広くブラジルで親しまれているという。このことを知った相川さんは2024年10月にブラジルを訪問して、現地日系団体などと交流している。今年5月26日には、日本の外務省から「日本ブラジル友好交流親善大使」の業務を委嘱された(期間は本年(令和7年)6月1日から12月31日まで)。

相川さんのロンドリーナ祭りへの出演は、ブラジルツアーの一環として行われ、サンパウロでもライヴや講演が予定されている。9月5日(金)はブルーノート・サンパウロに出演。9月7日(土)は「第1回リベルダージ盆踊り」に出演。9月8日(月)にはジャパンハウス・サンパウロで
15:00から特別講演「現代に伝えたい 海を渡った神まつりと信仰」を行う。

また、このほか、ブラジルに進出しているダイソーのDAISO Catuai Shopping Londrina店(9月6日、ロンドリーナ市)、DAISO Praça da Liberdade店(9月7日、サンパウロ市リベルダージ地区)でイベントを行う。ロンドリーナ店ではインスタライヴも行う。

(文/麻生雅人)