ブラジル、W杯グループCで“旧知の相手”と再会

2026年 06月 3日

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ニュージャージー州(米国)、6月2日。ブラジル代表は米国で最初のトレーニングを行い、26人中25人が参加、ふくらはぎの負傷から回復中のネイマールだけが欠席した(写真:Rafael Ribeiro/CBF)

ブラジル代表は、悲願の6度目の世界制覇を目指す戦いを、グループCからスタートさせる。同組ではモロッコ、スコットランド、ハイチと対戦することが決まり、米国、メキシコ、カナダを舞台に6月11日から7月19日まで開催されるFIFAワールドカップ2026に臨む。

ブラジルは、前回のW杯(2022年)から今回のW杯(2026年)までの4年間で、ハモン・メネーゼス、フェルナンド・ジニス、ドリヴァウ・ジュニオール、そしてイタリア人のカルロ・アンチェロッティと、実に4人の監督を経験した。また、2022年大会以降はチームの象徴的存在だったネイマールが度重なる負傷に苦しみ、年齢的な影響もあって本来のパフォーマンスを発揮できない状況が続いている。今大会でも招集はされたものの、かつてのような絶対的な軸とは言い難い。

こうした中で、ブラジル国民の期待は新世代の選手たちに託されている。中心となるのは、レアル・マドリード(スペイン)の攻撃陣を牽引するヴィニシウス・ジュニオールだ。さらに、バルセロナ(スペイン)のハフィーニャ、リヨン(フランス)のエンドリッキといった攻撃陣も、チームの主役を担う可能性を秘めている。

信頼できるサイドバックが不在の中、アンチェロッティ監督は4バックを固定しつつ前進を控えめにする一方、前線に4人を配置する“4-2-4”に近い布陣を採用すると見られている。攻撃陣は激しい流動性と連係を重視し、ゴール機会を生み出すための組み立てを絶えず試みるのが特徴だ。

<2022年大会の“台風の目”が初戦の相手に>

米国、メキシコ、カナダで開催されるワールドカップで、ブラジル代表が最初に対戦するのは、2022年大会で大きな注目を集めたモロッコ代表だ。アンチェロッティ監督率いるブラジルは、6月13日にニュージャージーでモロッコと相まみえる。

両国は1998年大会のグループステージでも顔を合わせており、その際はブラジルがロナウド、リバウド、ベベートの得点で3–0の勝利を収めている。

現在のモロッコ代表は明らかに成長期にあり、2022年大会ではアフリカ勢として史上初の4位に入る快進撃を見せた。FIFAランキングでも11位につけるなど存在感を高めている。

さらに、2023年3月にはタンジェ(モロッコ)で行われた親善試合でブラジルを2–1で下しており、これは2026年大会に向けた準備サイクルの幕開けを象徴する一戦となった。当時のブラジル代表はハモン・メネーゼス監督が暫定的に指揮を執っていた。

モロッコ代表を率いるモハメド・ワービ監督の下で、チームの中心となるのはパリ・サンジェルマン(フランス)の右サイドバック、アシュラフ(アクラフ)・ハキミと、アル・ヒラル(サウジアラビア)でプレーする守護神ヤシン・ブヌの二人だ。

<初対戦となる相手>

ブラジル代表は大会初戦から6日後の6月19日、フィラデルフィアでグループステージ唯一の“W杯初対戦”となる相手、ハイチと対戦する。カリブ海の代表チームがワールドカップに戻ってくるのは、実に50年以上ぶりのことだ。両国はこれまで3度対戦しており、いずれもブラジルが勝利している。

フランス人指揮官セバスティアン・ミニェが率いるハイチ代表は、現在のFIFAランキングで84位。注目選手としては、前回のコパ・リベルタドーレスでLDUキト(エクアドル)の準決勝進出に貢献したDFリカルド・アデが挙げられる。

<旧知の相手>

ブラジルのグループステージ第3戦は、6月24日に行われるスコットランド戦だ。3チームの中で最も対戦歴が多い相手であり、両国はこれまでW杯で4度顔を合わせている。1974年は0–0の引き分け、1982年は4–1でブラジルが勝利、1990年は1–0、1998年は2–1と、いずれもブラジルが優位に立ってきた。

FIFAランキング36位のスコットランドは、現在決して良い状況とは言えず、前回のW杯出場は1998年まで遡る。スティーブ・クラーク監督率いるチームで注目すべき選手は、ナポリ(イタリア)で重要な役割を担うMFスコット・マクトミネイだ。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)