アンチェロッティ監督、ブラジルはW杯で「競争力あるチーム」と断言
2026年 06月 12日
カルロ・アンチェロッティ監督は今週、ブラジリア時間6月13日(土)19時(日本時間14日(日)7時)、米ニュージャージー州メットライフ・スタジアムで迎えるモロッコ戦に向け、先発メンバーを一切明かしてこなかった。金曜日(12日)の会見でも状況は変わらなかったが、イタリア人指揮官は、ワールドカップ初戦においてセットプレーがブラジルの重要な武器になると認めた。
「得点の30%はセットプレーから生まれるという統計がある。現代サッカーでは非常に重要な要素だ。我々には優れたキッカーと、空中戦に強い選手がいる。そこを生かせる」と、アンチェロッティ監督はグループC初戦の会場で行われた記者会見で語った。同組にはハイチとスコットランドも入っている。
欧州の直近シーズンは、この要素の重要性を改めて示した。イングランド・プレミアリーグを制したアーセナルは、シーズン69得点のうち28点、つまり約40%をセットプレーから奪取。その多くがコーナーキックによるもので、18得点を記録した。
アーセナルおよびブラジル代表の主力センターバック、ガブリエル・マガリャンイスは、今季リーグ戦で3得点4アシストを記録。いずれもセットプレーから生まれたもので、計7得点に直接関与した。また、守備的ポジションながら1試合平均0.8本のシュートを放っており、攻撃面での存在感も際立っている。
アンチェロッティ監督は土曜日の先発こそ明言しなかったものの、モロッコ戦に向けてブラジルが「競争力のあるチーム」であることを強調した。前回大会(カタール)で4強入りしたアフリカの強豪を相手に勝利するには、「完璧な試合」が求められると語った。
アンチェロッティ監督は、「モロッコは非常に組織された質の高いチームだ。守備でも攻撃でも、トランジションでも、何ひとつ疎かにすることはできない。我々にはセットプレーで強みがあり、そこに質がある。現代サッカーに“小国”は存在しない」と述べ、タイトル獲得を約束することは避けつつも、ブラジル代表が大会のどんな相手とも渡り合えると強調した。
「我々はすべての相手と競争できると確信している。今のチームの雰囲気は良い。ワールドカップに向けて自信を持っている」と語った。
会見ではネイマールについても質問が及んだ。アンチェロッティ監督が招集した26選手のうち、ブラジル国内でも米国到着後もチーム練習に参加していないのはネイマールだけで、右ふくらはぎの2度の筋損傷の治療を続けている。
「ネイマールは一日でも早く復帰できるよう、非常に強度の高いトレーニングに取り組んでいる。来週にはチームに戻れることを期待している。彼には疑いようのない技術、豊富な経験、そしてチームに示す模範がある」と指揮官は述べた。
アンチェロッティ監督は、背番号10をグループC第2戦、来週金曜日(19日)21時30分にフィラデルフィアのリンカーン・フィナンシャル・フィールドで行われるハイチ戦で起用できることを見込んでいる。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




