ブルーノ・ギマランイスがブラジル代表の“レジスタ”に

2026年 07月 2日

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ヒューストン(米国)、2026年6月29日。ブラジル対日本戦でマルチネッリの決勝点をアシストしたブルーノ・ギマランイス(写真:Rafael Ribeiro/CBF)

オーケストラを指揮するように攻撃を組み立てる役割を担いながら、典型的な攻撃的MFよりも後方に位置する選手。簡潔に言えば、これがイタリアサッカーに由来する「レジスタ」であり、まさにカルロ・アンチェロッティ監督のサッカー哲学の中核を成す概念だ。

アンチェロッティ監督が率いたクラブでは、常にこの役割を担う重要な選手が存在してきた。レアル・マドリード(スペイン)のドイツ代表トニ・クロース、ミラン(イタリア)のアンドレア・ピルロがその代表例だ。特にピルロは元々前線でプレーしていたが、アンチェロッティ自身によって“レジスタ”へと転向させられた。

ブラジル代表では、アンチェロッティ監督はブルーノ・ギマランイスを理想的な“レジスタ”として見いだした。今大会でまだ得点こそないものの、すでに4アシストを記録し、この部門の現時点でのトップに立っている。ヒューストン(米国)で行われた日本戦(2–1)で、ガブリエウ・マルチネッリの決勝点を導いたパスもギマランイスによるものだった。この勝利でブラジルはラウンド16進出を決めた。

21世紀に入り、同一大会で4アシストに到達した選手はギマランイスを含め4人のみ。2002年のミヒャエル・バラック(ドイツ)、2006年のフランチェスコ・トッティ(イタリア)、2014年のフアン・クアドラード(コロンビア)に並んだ形だ。1930年以降のワールドカップ全体で見ても、ギマランイスはあと2本のアシストで、1970年大会でペレが記録した単一大会最多の6アシストに肩を並べることになる。

29日(月)の日本戦での背番号8の重要性は、数字にも表れている。国際サッカー連盟(FIFA)のデータによれば、ギマランイスはブラジル選手の中で最も多くボールを受け(99回)、最も長い距離を走行し(12.1キロ)、さらにニューカッスル・ユナイテッド(イングランド)所属のMFとして、敵陣でのパス39本のうち35本を成功させた。

今大会でギマランイスは、ニュージャージーで行われた初戦のモロッコ戦(1–1)で、ヴィニシウス・ジュニオールの同点ゴールをアシスト。グループステージ第3戦では、再びヴィニシウスへの1本と、マテウス・クーニャへの1本、計2アシストを記録している。

「ブルーノは非常に重要な選手で、試合を通して常に高い存在感を示す。守備でも攻撃でも大きく貢献している。素晴らしいアシストを決めたし、ブルーノは本当に大きなハートを持った選手だ」と、アンチェロッティ監督は日本戦後の記者会見で称賛した。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)