ブラジル連邦最高裁長官、モラエス判事とヴォルカーロに関する審理を自ら担当へ
2026年 09月 14日
【ブラジリア 9月12日】 ブラジル連邦最高裁判所(STF)のエジソン・ファキン長官は12日(土)、アレシャンドリ・ジ・モラエス判事と旧マステール銀行の元銀行家ダニエウ・ヴォルカーロとの「関係の有無」をめぐる審理について、自らが審理担当(報告官)となることを決定した。同じ決定書の中でファキン長官は、マステール銀行およびINSS(国立社会保障院)の不正に関連する複数の手続きを、最高裁長官室に付託した。これらの手続きは大法廷(最高裁判事全員が参加して審理・判断を行う本会議)に付されることになる。
ファキン長官は今回の決定で、アンドレ・メンドンサ判事が同日提出した文書に言及している。メンドンサ判事は、モラエス判事に対する捜査(裁判所手続き第16.662号)を、最高裁の内規に基づき、ファキン長官に付託した。内規では、最高裁判事に関する犯罪の処理と審理は大法廷が担当すると定められている。
ファキン長官はすでに9月9日の決定で、最高裁判事に対するいかなる捜査手続きも一時停止し、すべての案件を長官室に送付するよう命じていた。メンドンサ判事は今回、その指示に従った形となる。
臨時の本会議は 15日(火) に開かれ、裁判所手続き第16.662号を審理し、モラエス判事とダニエウ・ヴォルカーロの間に「何らかの関係があったか」をめぐる捜査開始の是非が判断される予定だ。
<マステール銀行とINSS関連の手続き>
今回の決定書でファキン長官は、裁判所手続き第15.041号と第15.556号、そして「それらに関連するすべての手続き」を長官室に付託した。
裁判所手続き第15.041号:INSSが支給する年金・遺族年金に対する「不当な控除」をめぐる不正疑惑を扱う。
裁判所手続き第15.556号:旧マステール銀行に関連する捜査の一部で、複数の金融不正疑惑を含む。
これらの手続きは、マステール銀行をめぐる広範な捜査の中で、複数の判事が担当していた案件を整理し、長官室で一元的に扱うために付託されたもの。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




