「愛の終わりのサンバ」作者のベニート・ジ・パウラがサンパウロで死去 84歳

2026年 10月 19日

benito

ブラジルのシンガーソングライター、ベニート・ジ・パウラ。長谷川きよしが日本語でカバーした「愛の終わりのサンバ」(原曲「Retalhos de Cetim」)を収録した1976年のアルバム『太陽の賛歌(Um Novo Samba)』は、日本でも話題となった(画像提供:Benito Di Paula/Facebook)

【ブラジリア 10月18日 23:39】 ブラジルの音楽界を代表する歌手・作曲家・ピアニストのひとりベニート・ジ・パウラが、日曜日(18日)、84歳で死去した。ブラジルのポピュラー・ミュージックを象徴する存在の一人である同氏は、サンパウロ市内の「7月9日病院」に入院しており、約1年前からがんの治療を続けていた。

本名ウダイ・ヴェローゾとしてリオデジャネイロ州ノヴァ・フリブルゴに生まれたベニート・ジ・パウラは、1970年代から1980年代にかけて全国的な名声を獲得した。ピアノを中心とした独自のスタイルで、サンバとロマンティシズムを融合させた音楽性が特徴だった。

同氏は「サンバ・ジョイア」と呼ばれる流派の主要な代表者となり、国内で大きな人気を博した。ベニートは50年以上にわたる音楽キャリアを築き上げた。

唯一無二の声と、ピアノによる独自の表現で知られ、
『Retalhos de Cetim(愛の終わりのサンバ)』
『Charlie Brown(チャーリー・ブラウン)』
『Se Não For Amor(もしそれが愛でないなら)』
『Vai Ficar na Saudade』
などのヒット曲で世代を超えて愛され続けた。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)