W杯開幕戦当日もブラジル各地でデモ。リオデジャネイロでは逮捕者の中に旅行者も
2014年 06月 13日ワールドカップブラジル大会の開幕戦はブラジルの勝利に終わり、戦勝ムードに湧く傍ら、開幕戦当日の6月12日(木)、ブラジル各地でデモやストも行われた。現地メディア(「オ・グローボ」6月12日づけ)が伝えている。
開幕戦の開催地サンパウロのデモの規模は比較的大きくなかったが、リオデジャネイロでは旧市街区とコパカバーナの二つの地域で抗議デモが行われた。
約1000人が集うデモとなり、少なくとも11人の逮捕者が出た。逮捕者の中には旅行者のカップルもいたという。けが人は夜までに5名出ているが、うち4名は警察官だった。
旧市街区ではデモ参加者がお昼頃カンデラリアを出発してラパ地区に向かったが、13時半ころ緊張が高まり6名が警察に逮捕されたという。デモ隊は教職員のストライキの一団と合流した。
混乱を鎮圧しようとした軍警察は唐辛子スプレーやゴム弾を使用したという。警察に捕まりかけた仲間を助けようとした女性は、彼女自身も逮捕されそうになったがからくも逃走。ブラウスを着替えてまた別の場所のデモに参加した(次ページにつづく)。