オグンに選挙勝利祈願!?  アエシオ・ネヴィス候補、ファヴェーラのNGO団体アフロヘギ本拠地を訪問

2014年 07月 27日

アフロヘギ

10月の大統領選挙に向けて選挙運動が活発になっているブラジルでは、北部や北東部、内陸部、都市部の貧困層のコミュニティなど、ブラジル各地のさまざまな場所で、各候補の選挙運動が繰り広げられている。

支持率をじわじわ伸ばしているアエシオ・ネヴィス候補(社会民主党:PSDB)は7月25日(金)、リオデジャネイロのファヴェーラのひとつで、ヴィガーリオ・ジェラウを訪問した。

ヴィガーリオ・ジェラウといえば、「アフロヘギ(アフロヘッギ)文化グループ」の本部があることでも知られるコミュニティ。

アエシオ候補は娘のガブリエラさんと共にヴィガーリオ・ジェラウにあるアフロヘギ文化グループのワリー・サロマォン文化センターを訪問。代表のジョゼー・ジュニオールとも面会、同団体に所属するグループによる芸能などを見学した。

当日は、アフリカ由来の文化を背景にブラジルで生まれた宗教カンドンブレーの祭事にまつわる歌や踊りなども披露された。

7月18日づけ現地メディア(「オ・グローボ」)によると、世論調査による統計研究機関ダータフォーリャが発表した数字では、決戦投票のシミュレーションでは、現職ジウマ・フセフィ(ルセフ)大統領は44%、アエシオ・ネヴィス候補が40%と差を縮めている。

アフロヘギ

(文/麻生雅人、写真/Orlando Brito/Coligação Muda Brasil)
写真はダンスや演奏を披露するアフロヘギ文化グループのメンバーとアエシオ・ネヴィス候補。写真上の右はカンドンブレーのオリシャ神のひとり、オグンに扮したアフロヘギ文化グループのメンバー