イスラム国入隊希望のブラジル人、トルコで拘束される
2014年 12月 21日TVグローボが12月20日付で番組「ジョルナウ・グローボニュース」で伝えたところによると、スペイン警察からテロリストとして指名手配されていたブラジル人の男がトルコとブルガリアの国境付近で拘束された。
拘束されたトルコとブルガリアの国境付近では男は何の罪も犯していないが、近日中にスペインに強制送還されるという。
男の身元について詳細は明かされていないが、カタルーニャ警察の調査によれば、ゴイアス出身の18歳で、スペイン・カタルーニャ地方のバルセロナから50キロ離れた小さな町で暮らしていたとのことだ。
しばらく前まで同地のレストランで給仕として働いていたが、無職になり、その間にインターネットを通じてイスラム国と接触し、感化されたという。
イスラム国武装勢力との合流の道中に男は拘束されたとみられる。2人のモロッコ人と一緒にカタルーニャから車でフランス、イタリア、アルバニアを経由して最終的にはシリアに入る予定だった。
男を拘束したインターポールはスペイン裁判所の強い要請を受け、男の身柄をスペインに引き渡すことになった。
スペインのブラジル大使館は男の家族に拘束の事実を伝えたが、警察も大使館もまだ罪状が固まっていないため名前を含む身元を公表しないこととしている。
(文/余田庸子、写真/Reprodução/「Jornal Globo News」/TV Globo)
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