サルヴァドールでもカルナヴァウはじまる

2016年 02月 7日

イヴェッチ・サンガロ カーニバル

ブラジル各地で2016年のカルナヴァウ、本祭がはじまった。”リオのカーニバル”の名で世界中で知られる、リオデジャネイロ市のグルーポ・エスペシアウ(1部リーグ)のパレードは2月7日(日)と8日(月)の開催だ。

しかし、リオの1部リーグたちの行進だけがカルナヴァウではない。リオでもセリエ・アー(2部リーグ、旧アセッソ・アー及びベー)の行進は5日(金)から6日(土)に行われる。

サンパウロ市、ポルトアレグリ市、サルヴァドール市、ヘシーフィ市など他都市ではすでにスタートしている。現地メディア「G1」が伝えている。

サルヴァドール市では、リオやサンパウロのようにサンバのパレードが中心ではなく、トリオエレトリコと呼ばれる山車のトラックに歌手やバンドが乗って演奏。山車ごとにブロコとよばれるグループが街の中を行進するというスタイル。音楽はアシェーと呼ばれるポップスから、アフリカの文化を受け継ぐ伝統芸能がベースになった団体などが登場する。

今年のサルヴァドール市の正式なカルナヴァウの幕開けは3日(水)で、ヘイモモ(モモ王)によるカルナヴァウの鍵の授与式が行われた。ブロコの行進などは4日(木)から9日(火)まで。

観客は贔屓のブロコの山車のあとについて行進する。各ブロコはロープで囲われており、行進する人はロープの枠内で入って行進する。ロープの枠内で行進するためには、各ブロコのおそろいのTシャツを購入する場合が多い。

行進は主に市内の3地区(バタチーニャ、オズマール、ドドー)のシルクイット(サーキット)と呼ばれるエリアで行われる。行進はオズマール、ドドーが中心となる。

イヴェッチ・サンガーロは4日(木)、ロープのないブロコにも参加して会場を盛り上げたが、6日(土)にもブロコ・セルヴェージャ・イ・セーイーアーの山車に登場、「オ・ファロウ」などを披露したという。

(文/加藤元庸、写真/Prefeitura do Salvador)
2月6日(土)、バイーア州サルヴァドール市のカルナヴァウで、イヴェッチ・サンガーロ