「ブラジル桜」の木には、綿が生る!?
2016年 02月 21日以前ブラジルに来たての頃、綿がなる木を見つけて、この木はなんだろうと不思議に思っていました。しかしもう約一年半近く滞在してると正体も明らかになりました。
この木はブラジルでパイネイラと呼ばれてます。原産がブラジルとボリビアとのこと。綿がなるので、日本ではトックリキワタとして知られてます。
こちらの日系人の間では、俗称「ブラジル桜」と呼ばれてます。日本の桜と同じ時期に花が咲くからだそうです。
パイネイラの木のサイクルはまず、葉が散り、花が咲き、花が散り、実がなり、青い実が黒ずんで割れて、その皮が下に落ちると綿が残ります。綿には小さな種が付いていて、やがてその種は綿と共に風に吹かれて飛んでいきます。
こちらの花の写真は今日、撮ったものです。日本の桜と同じ時期に咲くと言っても、まだ2月、日本の桜まだ咲いてませんよね。ちょっと早咲きで、ほぼ満開です。家の近所の公園にあるのは濃いピンク色で、美しいです。
木には、大きな棘(とげ)がたくさんあります。泥で巣を作るジョアン・ジ・バーホという鳥も自分の巣を守るため、棘(とげ)の多い木を選ぶんですね。
写真を撮ってる間には、数匹のベイジャ・フロール(ハチドリ)もやって来ました。彼らはとてもすばしっこいので写真撮影はとても難しいです。
パイネイラの花を見て、日本の桜を思う今日この頃です。
(写真・文/土居清光エミリオ、記事提供/土居 清光エミリオFacebook)
※土居清光エミリオFacebookでは多くの写真と共にブラジルの現地情報を紹介しています