ブラジル本国では、五輪よりサッカー国内リーグがアツい!?

2016年 08月 15日

グレミオ コリンチャンス

ブラジルはオリンピック真っ最中。しかしブラジル人の関心はオリンピックよりも我がチームのサッカーの試合…!?

オリンピックには申し訳ないけど、8月14日、リオグランジドスウ州ポルトアレグリ市にあるグレミオの本拠地アレーナ・ド・グレミオは入場者数50.184人を記録。同スタジアムの新記録という発表がありました。優勝を争ってるグレミオとコリンチアンスの試合です。

筆者が応援するコリンチアンスにとってはアウエーということになりますので、コリンチアンスのユニフォーム着て相手陣内に乗り込むのは危険です。筆者はコリンチアンスのユニフォームの上に、グレミオのサポーターが好む青色のジャンバーでカムフラージュして相手スタジアムに向かいました(笑)。

スタジアムへ向かう電車の中から、もうすでに青軍団の中に挟まれて冷や汗。何とかジャンパーの中がバレないようにと緊張しながらスタジアムにたどり着きました。

スタジアムの一角には隔離されているかのようにアウエーチーム用のスペースがあります。筆者はこちらへ入場、晴れて(?)ユニフォーム姿になって応援しましたが、青軍団のサポーターに取り囲まれたスタジアムでは心細く、アウエーでの戦いはなかなか厳しいです。応援の甲斐もなく我がチームは0-3で負けてしまいました。

グレミオ コリンチャンス

今、ブラジル国内のクラブが競い合っているカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル国内リーグ)では、上位4チームのみが次の大会リベルタドーレス杯(南米選手権)の切符を得ることが出来ます。現段階で、リベルタドーレス杯進出圏内候補の位置にいるのが6チーム。パウメイラス、サントス、グレミオ、アトレチコ・ミネイロ、コリンチアンス、フラメンゴです。ただしその他のチームにも進出の可能性は残っていて、試合の結果次第では順位がいつ変わってもおかしくない僅差の状態です。

つい先日トップにいたコリンチアンスは14日に負けで5位に転落しますので気が抜けません。

カンピオナート・ブラジレイロは38節ある中で、この日が第20節。ほぼ半分が終わりました。我がコリンチアンス、せめてベスト4には残って欲しい。そしてリベルタドーレス杯で勝ち進んで、再び日本で世界一クラブチャンピオンになる…。これがコリンチアーノの夢です。

(文/土居清光エミリオ、記事提供/土居 清光エミリオFacebook、写真/Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)
※土居清光エミリオFacebookでは多くの写真と共にブラジルの現地情報を紹介しています
写真は8月14日、ポルトアレグリ市アレーナ・ダ・グレミオで行われたコリンチアンスVSグレミオ戦

著者紹介

土居清光エミリオ Emilio Kiyomitsu Doi

土居清光エミリオ Emilio Kiyomitsu Doi
神奈川県横浜市生まれの浜っ子。7歳のときに、父が描いた夢と共に家族でブラジルに移民。約1か月の船旅でサンパウロに上陸、以降11年間サンパウロで生活を送る。その後、一度日本に帰国するも、多感な思春期の頃を過ごしたブラジルでの生活が忘れられず、再移住を決意。現在、念願の永住権を取得してガウーショに囲まれながらリオグランジドスウ州で生活中。

Facebookでブラジルのさまざまなことを紹介中( https://www.facebook.com/kiyomitsuemilio.doi )。
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