リオ・オリパラ選手村、スーパーフードからハラルフードまで用意

2016年 08月 14日

オリンピック選手村 食事

アホース・コン・フェイジョン(煮た味付けインゲン豆をごはんにかけて食べる料理)、シュハスコ、ココナッツ・ウォーター、そしてアサイー、タピオカ、ポンデケージョ、ブリガデイロ、ファロッファ…。。

1万8000人が収容できるリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックの選手村での食事の中に、各国のアスリートのための多様な料理に加え、数々のブラジル料理が用意されている様子をサンパウロ市のオーガニック・レストラン「ルマンジュ・オーガニック」が紹介している。

世界各国のアスリートやトレイナーなどが利用するオリンピック村の食事は、ブラジル料理、アジア料理、パスタ類とピザ、ハラル認証食、コシェル(コーシャ)認証食の5種類のブッフェから選べるようになっているという。

アジア食には韓国でおなじみのキムチを用意。ハラル認証食はイスラム教徒、コシェル(コーシャ)認証食はユダヤ教徒のために用意された。食事に関して他の多くの国とは異なる習慣を持っている国民は多いが、ブラジルはこれらの文化にも敬意を表して多様な食事を用意したという。アスリートたちは選手村に食べ物を持ち込めないため、彼らが望む食事はほとんど用意されているとのこと。

国際オリンピック委員会(IOC)に認証された食事の中には、米、フェイジョン・プレット(黒インゲン豆)、ファリーニャ・ジ・マンジョッカ、肉類などのブラジル特有の料理もある。

中でも注目されているのが、アサイー、カジュー、カキ、カランボーラ(スターフルーツ)、マラクジャ(パッションフルーツ)、ゴイアーバ(グアバ)などのブラジル産フルーツだという。

アマゾン地方原産のアサイーをはじめブラジルのフルーツの多くは豊富な栄養素を持つスーパーフードとしての注目度も高まっている。栄養素に着目しているユーザー向けには、「Frootiva」、「BIO2」、「Levittá」など砂糖不使用を打ち出している加工食品やシリアルバーなどの素材としても人気を博している。

(文/麻生雅人、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真はリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックの選手村