駐ブラジル・ギリシャ大使殺害容疑で夫人と愛人、拘留される
2016年 12月 31日12月30日(金)、リオデジャネイロ裁判所はバイシャーダ・フルミネンシ地域で死体で発見されたキリアコス・アミリディス(Kyriakos Amiridis)駐ブラジル・ギリシャ大使の夫人を一時的に拘留する決定をした。
大使夫人は、軍警察官の助けを借りて、ギリシャ大使を殺害した疑いがもたれているという。TVグローボの報道番組「ジョルナウ・ナシオナウ」が伝えている。
警察は、フランソワーズ・ヂ・ソウザ・オリベイラ(Françoise de Souza Oliveira)大使夫人が愛人で軍警察官のセルジオ・ゴメス容疑者とともに殺害計画を企てたことに疑いはないとしている。大使は家の中で銃によって殺害された可能性が高いとみられている。
犯行が行われたのは12月26日(月)とみられており、捜査当局は血痕のついたソファを押収したという。キリアコス大使が借りていた自動車は焼かれた状態で29日(木)の午後に高架下で発見された。大使の死体は車中から黒焦げで発見されたという。
防犯カメラにはっきりと残されていた映像が、殺人課の捜査を大いに助けたという(次ページへつづく)。
(文/麻生雅人、写真/Reprodução/Jornal Nacional/TV Globo)
写真はTVグローボ「ジョルナウ・ナシオナウ」より。警察署に連行されたフランソワーズ大使夫人。TVグローボ系列の番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴の問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで