学生ユース競技大会、ブラジル各地で開催中
2018年 09月 29日ブラジル北東部にあるリオグランジドノルチ州の州都ナタウ市では9月12日(水)から16日(日)まで、2018年学生ユース競技大会(Jogos Escolares da Juventude、ユース・スクール・ゲームズ)の第1節が開催されたと現地メディア「グローボ・エスポルチ」が伝えている。
学生ユース競技大会は、12歳~14歳、15歳~17歳の2種類のカテゴリーに分かれて各州の学生たちがスポーツで競い合う大会で、国内の各地域を巡回して開催される。
今回ナタウで開催された第一部には、北東部の8つの州から約1300人の学生アスリートたちが集結して、バスケットボール、フットサル、ハンドボール、バレーボールの各競技が行われた。
大会はその後、19日(水)~23日(日)には北部のアマゾナス州マナウス市で第2節が開催され、26日(水)からは南部のサンタカタリーナ州ジョインヴィーリ市で第3節が開催されている。ジョインヴィーリ市の大会は30日(日)まで開催される予定。
ブラジルオリンピック委員会(COB)によると各地の試合で選ばれた選抜チームが、リオグランジドノルチ州ナタウ市で11月12日(月)から25日(日)に競技を行うという。ここでは14種類の競技が行われ、6000人の学生アスリートが参加する予定だという。
同大会では、第1節で行われた4競技に加えて、陸上競技、バドミントン、自転車競技、水泳、新体操、柔道、水泳、卓球、ビーチバレー(この競技は15歳~17歳の部のみ)、チェス、レスリングが競い合われる。
国中の学生のスポーツ促進を目的に開催される学生ユース競技大会は、アスリートの登竜門にもなっている。
2016年のリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックで活躍したサラ・メネーゼス(女子柔道、ピアウイ州テレジーナ出身)、マイラ・アギアール(女子柔道、リオグランジドスウ州ポルトアレグリ出身)、ウーゴ・カウデラーノ(男子卓球、リオデジャネイロ州リオデジャネイロ出身)、ハウゥジーニョ(ハウゥ・ネト/バスケットボール、ミナスジェライス州ベロオリゾンチ出身)、アナ・クラウジア・レモス・シウヴァ(陸上競技、セアラー州ジャグアレターマ出身)、レアンドロ・ジ・デウス(水泳、マットグロッソドスウ州カンポグランジ出身)、ブルーノ・アレシャンドリ(パラリンピック卓球、サンタカタリーナ州クリシウーマ出身)も、学生ユース競技大会でアスリートとしての最初の一歩を踏み出したという。
(文/麻生雅人、写真/Washington Alves/Exemplus/COB)