W杯への招集だけじゃない。ネイマール、自身のブランドでワインの発売も発表
2026年 05月 23日
「ブラジル代表への招集を祝った同じ週、ネイマールは“別のフィールド”に向けた準備も始めていた」。こう報じたのはブラジル現地誌「ヴェージャ」。
「今週、ネイマールは2026年W杯に向けたブラジル代表への招集で注目を集めただけではなかった」と伝えるのは「エスタダォン」。
5月21日付でブラジル国内のメディアは、フィールド外でのネイマールの活動をこぞって報じた。サンパウロで開催されたスーパーマーケット業界向けの商業見本市「Apas Show」に、自身初となるワインブランド「Le Prince」を発表したのだ。
サンパウロ市のエキスポ・センター・ノルチで開催されたこの見本市の会場には、ネイマールの巨大写真を掲げたブースが設けられ、サッカー界での彼の愛称にちなんだ名前が付けられたワインブランド「Le Prince(ル・プランス)」がお披露目された。
報道によると、ネイマールのワイン造りを請け負ったのは、称号保持者は世界で421人のみというワイン業界の最高峰の称号とされる「マスター・オブ・ワイン」を持つ唯一のブラジル人ジルセウ・ヴィアナ・ジュニオール氏。
現在ロンドン在住のジルセウ氏は、ポルトガルをはじめとする世界各地ワイナリーや関連事業のコンサルタントとして活動しているという。
ジルセウ氏への独占インタビューに成功した「エスタダォン」によると、ネイマールに相談を持ち掛けられたのが昨年末とのこと。
ジルセウ氏は、このブランドの基本方針として、幅広い層に楽しんでもらえるコストパフォーマンスのいいワインから、より洗練されたワインまで、あらゆる人に楽しんでもらえるラインナップを揃えたという。
エントリーラインには「手頃な価格で期待以上の品質を提供できる」チリ産ワインが選ばれた。他のラインでは、ネイマールのキャリアを反映させて、彼が選手としてプレーしたスペインとフランスのワインに焦点が当てられた。
もちろんネイマール自身のワインの嗜好も反映されている。ジルセウ氏によるとネイマールの好みは「丸みがあり、タンニンが柔らかく、より力強さのあるワイン」だという。
ラインナップによって、ジルセウ氏がワイナリーと話し合って作ったブレンドもあれば、ワイナリーの完成品をそのまま使っているものもあるという。
ラインナップは以下。
〈Signature ライン〉
- カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、メルロー 2025(チリ・セントラル・ヴァレー)
- ソーヴィニヨン・ブラン 2025(チリ・セントラル・ヴァレー)
〈Heritage ライン〉
- パコ・イ・ロラ アルバリーニョ 2025(スペイン・リアス・バイシャス)
- ファウスティーノ クリアンサ 2022(スペイン・リオハ)
〈Legacy ライン〉
- シャトーヌフ=デュ=パプ “Cardinal” ロマン・デュヴェルネイ 2024(フランス・ローヌ)
- アバディア・レトゥエルタ セレクシオン・エスペシアル サルドン・デ・ドゥエロ 2021(スペイン・カスティーリャ・イ・レオン)
ワインの収益の一部は慈善団体に寄付される。当初はブラジル国内のみの流通となるが、すでに国外からの問い合わせも来ているとのことで、国外流通についても今後検討される見通しだ。
発売はW杯時期の6月にブラジル国内のスーパーマーケットに並ぶ予定。「ヴェージャ」によると価格帯は59〜99レアル(約1900~3200円)となる見込みだという。
(文/麻生雅人)




