マテウス・クーニャ、ブラジルへの「敬意」に感謝 一方で“優勝候補”扱いは否定
2026年 07月 5日
米国・ヒューストンで29日(月)に行われた日本戦(2–1)後、ブラジル代表FWマテウス・クーニャは、テレビカメラに向かって日本代表FW塩貝健人に対し、片手で「5」の数字を示すしぐさを見せた。これは、試合2日前に塩貝が「ブラジルは昔のようではない」と発言したことへの“返答”と受け取られている。
塩貝の発言を「不敬」と受け止めた一方で、クーニャはアルゼンチン代表監督リオネル・スカロニ、そしてブラジルの次戦の相手となるノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの言葉には異なる反応を示した。両者は最近のメディア対応で、ブラジルを今大会の優勝候補の一角として評価していた。
ブラジルは、7月5日(日)17時(ブラジル時間)/日本時間7月6日(月)5時、米国ニュージャージー州で行われるFIFAワールドカップ・ラウンド16でノルウェーと対戦する。
クーニャは3日(火)、代表が滞在するニュージャージー州のホテル「ザ・リッジ」での記者会見で次のように語った。
「ハーランドほどの選手が、我々の代表や選手たちへの敬意を口にしてくれるのはありがたいことだ。もちろん彼は勝つためにプレーするだろうが、我々も彼と彼の代表に敬意を持っている。スカロニについても同じで、常にブラジルは高い難度を持つチームだと言ってくれている」
ただし、称賛が続く中でも、クーニャはブラジルが“優勝候補”とされることを否定した。マンチェスター・ユナイテッド所属のFWは、むしろ大会を通じたブラジルの成長を強調した。
ブラジルは初戦、ニュージャージーでのモロッコ戦を1–1で引き分け、期待を下回るスタートとなった。しかしその後、
ハイチ戦(フィラデルフィア)3–0
スコットランド戦(マイアミ)3–0
日本戦(ヒューストン)2–1
と3連勝を記録している。
「そうした情報は求めていないし、試合には関係ない。仲間への信頼はあるが、“優勝候補”という言葉が助けになることはない。世界には“倒すべき代表”と呼ばれるチームがある。我々は少しずつ、自分たちがどんなチームなのかを示している。優勝候補と言われることは、結局のところ、ピッチで準備してきたものを示すだけだ」(クーニャ)
クーニャは今大会3得点で、ブラジル代表の得点ランキング2位につけている。
ブラジルがワールドカップ準々決勝進出を懸けて臨むノルウェー戦では、左太腿裏を負傷したルーカス・パケタが出場できない。日本戦で負傷したパケタの代役として、カルロ・アンチェロッティ監督はその試合でエンドリッキを投入している。
このほか、ボランチのダニーロ・サントス、FWガブリエウ・マルチネッリ、ネイマールらも選択肢となる。マテウス・クーニャは起用に関して「監督の判断に委ねる」と述べた。
「パケタがいないのは大きな痛手だ。特に、我々が明確な連携のルーティンを築きつつあったところだったからだ。マルチネッリはほぼストライカーで、より深い位置を突く攻撃ができる。ダニーロは中盤により明確な安定感をもたらすだろう」(クーニャ)
「パケタが退き、エンドリッキが入った瞬間から、私は前線の基準点というより、ストライカーの後方でプレーする形になった。状況によっては、基準点としてプレーしたり、創造的な役割を担ったり、ウイングとして相手サイドバックの守備を助ける必要も出てくるだろう」(クーニャ)
「時に、目立たない役割を担うこともあるが、それによって仲間の力を最大限に引き出せるなら嬉しい」(クーニャ)
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




