ブラジル代表、次回W杯へ向けた選択肢 中盤が最大の焦点

2026年 07月 8日

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写真は6月26日、ニュージャージー(米国)のコロンビア・パークでの練習に参加するダニーロ・サントス(写真:Rafael Ribeiro/CBF)

2030年のワールドカップは、すでに視野に入っている。6大会連続の敗退、そして1990年イタリア大会以来最悪の成績を経て、ブラジルサッカー界は今後4年間に視線を向けている。最大の関心事は、次の大会という舞台に誰が到達できるのかという点だ。

アメリカ合衆国で行われた、ノルウェーに2対1で敗れた後の記者会見で、カルロ・アンチェロッティ監督は刷新の必要性を認めた。とりわけ、中盤においてである。

今回のチームの中盤は今大会で決して高い評価を得たわけではなかった。ヒューストンでの日本戦(2対1)で得点を挙げたものの、カゼミーロは大会期間中、サポーターから不満の声が上がっていた。34歳のボランチは、次のW杯では38歳となる。今大会でアンチェロッティが招集したフィールドプレーヤーの中で最年長だったのは、35歳の左サイドバック、アレックス・サンドロだった。

カゼミーロの代役候補の筆頭であるファビーニョは、10月で33歳になる。つまり、2030年大会時点では37歳に近い年齢となる。アンチェロッティが今大会の中盤として招集した選手のうち、次回大会で30歳未満となるのはダニーロ・サントスのみで、彼は29歳となる。負傷したルーカス・パケタの代役の筆頭候補とみなされていたこのボランチは、ノルウェー戦ではガブリエウ・マルチネッリが優先され、起用されなかった。

「明らかに、中盤ではレベルの高い若い選手が必要だと思う。ブラジルのサッカーには、将来的に代表入りできる若い選手がいる」とアンチェロッティ監督は、日曜日(5日)に語った。

<中盤の選択肢>

イタリア人監督がすでに招集した選手の中で、最も若いのはイングランドのチェルシー所属、アンドレイ・サントスだ。元ヴァスコの22歳の選手は、2030年には26歳となり、今大会の予備リストに名を連ねていた。

もう一人の若手は、同じくボランチで、イングランドのウォルバーハンプトン所属の24歳、アンドレだ。2023年にフルミネンシでリベルタドーレスを制し、前回のサイクル初期には2026年大会での先発候補にまで挙げられていたが、クラブがイングランド2部へ降格する不調の中で、序列を下げていった。

欧州クラブでプレーするもう一人の中盤の選手は、元フラメンゴで、予備リスト入りしていた25歳のジョアン・ゴメスである。

また、パリ・サンジェルマン(フランス)のルーカス・ベラウドも忘れてはならない。サンパウロではセンターバックとして起用されていたが、22歳の若手はルイス・エンヒッキ監督のもとでボランチとしてプレーしている。

まだA代表で出場機会を得ていない新世代の中にも、ブラジル全国選手権で所属クラブの主力となっている選手がいる。コリンチャンスの21歳のボランチ、ブルーノ・ビドン、フルミネンシの24歳のボランチ、マルチネッリ、そしてサントスの21歳の攻撃的MF、ガブリエウ・ボンテンポがその例だ。

<両サイドバックの刷新>

中盤に加え、2026年サイクルでは両サイドバックにも批判が寄せられた。その証拠に、右サイドの本来の先発となるはずだったウェズレイが負傷で離脱した後、アンチェロッティ監督は同じポジションの選手ではなく、ボランチのエデルソンを招集した。

初戦のモロッコ戦(1対1、ニュージャージー)では、監督はセンターバックのイバニェスを右サイドに起用した。後半にはダニーロが投入されたが、彼はフラメンゴで絶対的な先発ではなく、2018年にマンチェスター・シティ(イングランド)でセンターバックへ転向するまでは本職だった右サイドで現在はプレーしていない。

ローマ(イタリア)のウェズレイは、新サイクルでもブラジル代表に残る見込みだ。元フラメンゴの23歳は9月に誕生日を迎え、アンチェロッティ監督が右サイドの先発として構想していた選手である。監督は、負傷で不在となるレアル・マドリード(スペイン)のエデル・ミリトンを右サイドで起用する考えだった。ミリトンは監督が以前から指導していた選手で、2030年には32歳となる。

イタリア人監督が右サイドで招集したもう一人の選手は、モナコ(フランス)のヴァンデルソンだ。元グレミオの右サイドバックは、2025年10月の韓国・日本との親善試合を前に負傷で離脱した。彼は次回大会で29歳となり、当時代役として招集されたボタフォーゴのヴィチーニョより1歳年上となる。

ボルシア・ドルトムント(ドイツ)のヤン・コウトも、2023年にヴァンデルソンが離脱した際に右サイドを務めた。コリチーバ出身の24歳は、2030年大会では28歳となる。レバークーゼン(ドイツ)のアルトゥールは23歳で、2026年サイクル初期に暫定監督ハモン・メネーゼスが招集したことがある。

左サイドでは、アレックス・サンドロとドウグラス・サントスが次回大会時にそれぞれ39歳と36歳となるため、刷新はより急速に進む見込みだ。予備リストの中では、イタリアのコモ所属のカイーキ・ブルーノと、バイーアのルシアーノ・ジュバが注目される。23歳のカイーキ・ブルーノは3月のクロアチアとの親善試合でブラジル代表デビューを果たしており、26歳でまだ代表未出場のジュバより3歳若い。

ノッティンガム・フォレスト(イングランド)からヴァスコへ期限付き移籍しているクイアバーノも、カイーキ・ブルーノと同じ23歳だ。リヨン(フランス)のアビネル・ヴィニシウスは、ジュバと同じ26歳である。サントスからトッテナムへ移籍したソウザは20歳と若いが、イングランドでの定着がまだ必要とされている。

<背番号1の行方>

2大会連続で同じ3人のGKが招集されたブラジル代表だが、2030年に向けては新たな顔ぶれが登場する見込みだ。ウェヴェルトン(38歳)が新世代に道を譲る可能性が高い一方で、アリソン(33歳)とエデルソン(32歳)は、少なくとも現時点では次の招集リストに入ると見られている。リヴァプール(イングランド)の守護神は、専門サイト「トランスファーマルクト」によれば、ブラジル人GKの中で最も高額で、評価額は1,500万ユーロ(約8億8,500万円)とされる。

2026年大会でブラジルの第3GK候補と目されていたベントは、サイクル終盤で調子を落とし、ウェヴェルトンに序列を譲った。アトレチコ・パラナエンシで育ち、現在はアル・ナスル(サウジアラビア)に所属する27歳のGKは、2030年には31歳となり、将来的にセレソンへ復帰する可能性が高い。

新たなチャンスを得る可能性があるのは、コリンチャンスのウーゴ・ソウザだ。ベントと同じ27歳のGKは、2025年10月の日本戦でブラジル代表デビューを果たしたが、その出来には賛否が分かれた。

同じく27歳のパウメイラス所属カルロス・ミゲウは、まだA代表で出場機会を得ていないものの、新サイクルで招集される可能性がある。

国際市場でブラジル人GKとして2番目に高い評価を受けるのは、スペインのビジャレアル所属、ルイス・ジュニオールだ。2019年にミラソウでコパ・サンパウロを戦った後、プロデビューはポルトガルのパソス・デ・フェレイラだった。25歳の彼は、現在スペインのクラブでレギュラーを務めている。

ルイス・ジュニオールは、サントスで2024年のセリエBを戦い、当時の正GKジョアン・パウロの負傷後に加入したガブリエウ・ブラザォンと同じ25歳で、市場価値も同じ1,200万ユーロ(約7億800万円)とされる。ブラザォンと同じ大会(TVブラジルが当時中継)で頭角を現したのが、コリチーバの22歳、ペドロ・モリスコだった。

<今後の見通し>

現時点でブラジルは、次回W杯の予選方式がどうなるかを把握していない。ポルトガル、スペイン、モロッコが大会の主要開催国となる一方で、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイでも1試合ずつ行われる予定だ。これは1930年にウルグアイで初開催された大会の100周年を記念するものだ。

このため、南米の3か国は次回大会の出場が確定しており、主要開催国も同様に出場権を得る。南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、予選方式を従来通りとするか、すなわち非開催国がホーム&アウェーの総当たりで戦い、3つの自動出場枠と1つの大陸間プレーオフ枠を争う形式を維持するのか、あるいは新方式を導入するのか、まだ発表していない。

ワールドカップ後、最初のFIFAデー(代表戦が行われる期間)は9月21日から10月6日となる。ブラジルはオーストラリアで2試合の親善試合を予定している。初戦は9月25日、クイーンズランド州タウンズビルのクイーンズランド・カントリー・バンク・スタジアムで行われ、4日後にはブリスベンのサンコープ・スタジアムで第2戦が開催される。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)