連邦最高裁ファキン長官、連邦警察に、ヴォルカーロの携帯データの保管状況を24時間以内に報告するよう命令
2026年 09月 14日
【ブラジリア 9月12日】 ブラジル連邦最高裁判所(STF)のエジソン・ファキン長官は12日(土)、連邦警察(PF)に対し、旧マステール銀行の元銀行家ダニエウ・ヴォルカーロの携帯電話から抽出されたデータの保管状況と現況について、24時間以内に情報を提出するよう命じた。
今回の命令文書は、クリスチアノ・ザニン判事、アレシャンドリ・ジ・モラエス判事、ジウマール・メンデス判事の3名が、携帯電話から抽出されたデータを保存する「媒体の完全なコピー」を求めたことを受けて提出されたもの。
ファキン長官は文書の中で、事件の一部を担当するアンドレ・メンドンサ判事が、携帯データへのアクセスを認めていない点にも言及した。
メンドンサ判事によると、自身の執務室に保管されている媒体は「封印されたバックアップ用のコピー」であり、「原本が失われた場合にのみ使用されるべきもので、通常はアクセスできない」という。原本のデータは連邦警察が保管している。
<連邦検察庁も“完全アクセス”を再度要求>
連邦検察庁(PGR)も12日(土)、ファキン長官宛てに文書を提出し、連邦最高裁の全判事がヴォルカーロの携帯データに完全アクセスできるようにすべきだと改めて求めた。前日11日(金)にも同じ要請を行っている。
パウロ・ゴネー連邦検事総長は文書で次のように述べた。
「本件の特殊性を踏まえれば、判事全員が判断形成に必要なデータの全体像を事前に把握することは極めて重要である」
同文書には、ヒンデンブルゴ・シャトーブリアン・フィーリョ副検事総長、アンドレ・ジ・カルヴァーリョ・ハモス連邦副検事、アントニオ・エジリオ・マガリャンイス・テイシェイラ連邦副検事も署名している。
<部分的な公開>
ファキン長官は、旧マステール銀行をめぐる捜査資料の機密扱いを解除するよう命じていた。しかし、メンドンサ判事は資料の一部のみを公開し、携帯電話から抽出されたデータを保存する媒体については、他の判事にも公開しなかった。
11日(金)の連邦検察庁の文書では、資料の一部が判事によって閲覧できない状態にあることは「裁判官間の公平性を損なう」と指摘していた。
ゴネー検事総長は「判事全員が判断に必要な情報を等しく把握できるようにすることは不可欠である。情報へのアクセスが非対称のままであれば、裁判官間の均衡が損なわれ、ひいては合議体としての判断の正当性にも影響を及ぼす」と記している。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




