連邦警察、ヴォルカーロの携帯電話を保管中と説明 判事へのデータ提供も可能と回答
2026年 09月 14日
【ブラジリア 9月13日】 ブラジル連邦警察(PF)は13日(日)、連邦最高裁判所(STF)のエジソン・ファキン長官に対し、旧マステール銀行の元オーナー、ダニエウ・ヴォルカーロの携帯電話から抽出されたデータが「完全に保全され、同庁の管理下にある」と説明した。
連邦警察によると、同庁は携帯電話本体と、そこから抽出された“原本データ”の双方を保管しており、封印は破られておらず、デジタル完全性を確認するための検証機構も維持されている という。
さらに連邦警察は、データを求める判事らに対し 「完全に同一のコピーを提供する技術的能力がある」 と回答した。アレシャンドリ・ジ・モラエス判事とクリスチアノ・ザニン判事は、すでにデータの全容を受け取りたい意向を示している。
今回の連邦警察の回答は、ファキン長官が12日(土)夜に送付した照会への返答として行われたもの。長官は、ヴォルカーロの携帯電話から抽出されたデータの保管状況と現況について、連邦警察に情報提供を求めていた。
ファキン長官は照会の中で、事件の一部を担当するアンドレ・メンドンサ判事が、携帯データへのアクセスを認めていない点にも言及していた。
メンドンサ判事は、自身の執務室に保管されている媒体は「封印されたバックアップ用のコピー」であり、「原本が失われた場合にのみ使用されるべきもので、通常はアクセスできない」と述べていた。原本データは連邦警察が保管している。
連邦警察は今回、メンドンサ判事の執務室からの要請を受け、データのコピーをすでに送付したことも明らかにした。
<連邦検察庁も“完全アクセス”を再度要求>
連邦検察庁(PGR)も12日(土)、ファキン長官宛てに文書を提出し、連邦最高裁の全判事がヴォルカーロの携帯データに完全アクセスできるようにすべきだと改めて求めた。前日11日(金)にも同様の要請を行っている。
PGRは金曜の文書で、資料の一部が判事によって閲覧できない状態にあることは「裁判官間の公平性を損なう」と指摘していた。
パウロ・ゴネー連邦検事総長は次のように記した。
「判事全員が判断に必要な情報を等しく把握できるようにすることは不可欠である。情報へのアクセスが非対称のままであれば、裁判官間の均衡が損なわれ、ひいては合議体としての判断の正当性にも影響を及ぼす」
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




