ワールドカップ期間中イタケラォンなど一部スタジアムでスマホ、携帯がつながらない!?
2014年 05月 6日ブラジルの通信省は、ワールドカップを楽しむサッカーファンが、一部の競技場内において個人の携帯電話でインターネットにアクセスすることができなくなることを認めた。現地メディア(「G1」4月30日付け、電子版)が伝えている。
通信省のPaulo Bernardo パウロ・ベルナルド大臣は、4月30日(水)、6月12日開幕戦が予定されているサンパウロを含めた12競技場のうち6スタジアムにおける携帯電話の利用で、満足のいくサービスを提供することが非常に困難であることを議会公聴会で述べた。
6つのスタジアムの中で名前が明かされたのはサンパウロのイタケラォンと、クリチバのアレーナ・ダ・バイシャーダ、ミナスジェライス州ベロオリゾンチのミネイラォン・スタジアム。他の3スタジアムの名前は公表されなかった。
大臣によるとWi-Fiのネットワークを設置するための契約に不備があったという。この6スタジアムでこれから契約の合意に至るためにはもう時間がないという。
「管理者が同意しない限り、強制的に設備を設置することはできません。残る6つのスタジアムでは、すでにWi-Fiのシステムが設置されています」(パウロ大臣)
大臣によると、該当スタジアムでは、ファンは不十分ながらも、全国の3Gデータカバレッジに依存せざるをえないと応えている。
(文/加藤元庸、写真/Getty Images)
写真は4月29日、未だ作業中のイタケラォン・スタジアム(サンパウロ)