地方都市から見えてくる、ブラジルの政治と経済の今
2015年 08月 21日
8月初旬、サンパウロ州に次いで日系人が多いパラナ州の地方都市である、マリンガーとロンドリーナを訪問する機会があった。マリンガーは2年前にも一度訪問をしているが、ロンドリーナは初めてであった。
どちらも日系移民が多数入植した地域で、現地での存在感も大きい。今回は、経済が悪化してからの訪問ということで、ブラジルの現状を把握する上で貴重な機会となった。
続きを読む8月初旬、サンパウロ州に次いで日系人が多いパラナ州の地方都市である、マリンガーとロンドリーナを訪問する機会があった。マリンガーは2年前にも一度訪問をしているが、ロンドリーナは初めてであった。
どちらも日系移民が多数入植した地域で、現地での存在感も大きい。今回は、経済が悪化してからの訪問ということで、ブラジルの現状を把握する上で貴重な機会となった。
続きを読む8月16日(日)、ジウマ大統領や連邦政府、汚職に異議を唱える抗議デモが、ブラジルの全ての州および連邦直轄区、205の都市で行われた。現地メディア「G1」などが伝えている。
「G1」によると、軍警察が発表したデモの参加人数は合計で87万9,000人。今年(2015年)4月に行われたデモのときの70万1,000人よりは上回ったが、3月のデモの240万人を超えることはなかったという。
続きを読む汚職スキャンダルと経済危機で将来に対する不透明さが浮き彫りになりつつあるブラジルで、また一つ気分が重くなるニュースが報じられた。
グローボ系ニュースサイト「G1」が8月1日(土)に伝えたところによると、連邦国税庁が発表した個人の所得・財産申告に関するデータから、ブラジルの富の集中度合が読み取ることができるという。
続きを読むうちの教会のそば(サンパウロ市リベルダージ地区)には、ロシア、シリア、台湾、韓国、中国の移民の人たちのキリスト教会があります。
昔の日本人街は、東洋人街と言われるほど、アジア系が多い街です。しかし最近、フランス語をよく見るようになりました!
続きを読むアメリカ合衆国の格付け機関スタンダード&プアーズは、7月28日(火)、ブラジルの格付け見通しを「ネガティヴ」に引き下げたと現地メディア「G1」、TVグローボの「ジョルナウ・ナシオナウ」が伝えている。
スタンダード&プアーズは格付け見通しについては「ネガティヴ」に引き下げたが、格付けについては「BBBマイナス」に据え置いた。
続きを読む今年もあっという間に半年以上が過ぎ、ブラジルの有力各紙も2015年前半を振り返る記事が増えてきた。
7月18日付「エスタド・デ・サンパウロ」紙の経済・ビジネス面も、15年のブラジルを象徴するような暗い数字が多く並ぶことになったが、その中で一人、呵呵大笑(かかたいしょう)するアジア人の写真と記事があり、ブラジルの状況を象徴する内容だ。
続きを読むアメリカ合衆国を公式訪問したブラジルのジウマ・フセフィ(ルセフ)大統領は、滞在中にグーグルをはじめ合衆国の最先端に技術を誇る企業を訪ねた。
訪問先のひとつには、今日、世界のイノベーション分野で卓越性を持った最も重要な企業のひとつ、SRIインターナショナルもあった。ブラジル政府が大統領府のブログを通じて公表している。
続きを読むブラジル世論調査・統計機関(イボッピ)による最新の世論調査の結果が全国工業連合会(CNI)によって発表された。
同調査によるとジウマ大統領は第一期ジウマ政権で就任して以来、最悪の支持率で今年(2015年)の上半期を終えたという。TVグローボのニュース番組「ボンジーア・ブラジル」が7月2日に伝えた。
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