ルーラ前大統領が公式に捜査対象に。国際的な事業契約でブラジル企業の便宜図る?
2015年 05月 5日
労働者の日(メーデー)の5月1日、サンパウロ市で開かれた中央統一労働者組合(CUT)の集会でルーラ前大統領が演説に立った。
ルーラ前大統領は、連邦検察庁が開始した大手建設会社の事業契約を巡る捜査で、ルーラ氏や社会経済開発銀行(BNDES)の名前が出ていると報じた「エポカ」誌の報道に対し、エリートやメディアを批判する発言を行ったと2日付伯字紙が報じた。
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労働者の日(メーデー)の5月1日、サンパウロ市で開かれた中央統一労働者組合(CUT)の集会でルーラ前大統領が演説に立った。
ルーラ前大統領は、連邦検察庁が開始した大手建設会社の事業契約を巡る捜査で、ルーラ氏や社会経済開発銀行(BNDES)の名前が出ていると報じた「エポカ」誌の報道に対し、エリートやメディアを批判する発言を行ったと2日付伯字紙が報じた。
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4月29日午後、パラナ州都クリチーバ市の同州議会前で、州立校教師を中心とする公務員のデモ隊と軍警の衝突が起き、213人の負傷者(内43人が病院に搬送された)が出たと4月30日付伯字各紙が報じている。
衝突は、ベト・リシャ同州知事(民主社会党・PSDB)が提出した、パラナ州社会保障基金の一部を年金の支払いに使う事を認める法案の審議中に起こった。
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連邦警察のラヴァ・ジャット作戦でペトロブラス(ブラジル石油公社、PB)などを巡る汚職摘発が続く中、エドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)が、日本の多国籍企業の三井グループからの賄賂が滞ったため、支払うよう圧力をかけていた疑惑が再浮上と28、29日付「フォーリャ」紙や「グローボ」紙サイトなどが報じた。
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インドネシアで麻薬密売容疑で逮捕され、死刑判決を受けていたブラジル人のホドリゴ・グラルチ被告(42)の銃殺刑が、ブラジル時間4月28日午後に執行されたと28日付伯字サイトが報じた。
グラルチ被告は04年に6キロのコカインを持ち込もうとして逮捕され、翌年死刑判決を受けた。同被告は、今年1月に同国で麻薬密売容疑で死刑に処されたモレイラ被告に続き、国外で処刑された2番目のブラジル人となった。
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インドネシアは潘基文国連事務総長の助命嘆願を拒否し、パラナ州出身のホドリゴ・グラルチ被告を含む9人の死刑執行を確定した。刑は28日以降、いつでも執行されうると27日付伯字紙が報じている。
グラルチ被告は25日に「銃殺刑に処す」との通知を受け取った。同被告は04年に6キロのコカインをサーフボードに隠して同国に持ち込もうとして逮捕され、05年に死刑判決を受けた。26日、「(刑執行前の)三つの最後の願い」の表明を拒否し、自らの延命に自信を見せた。
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4月22日、ペトロブラス(ブラジル石油公社)が2014年度の決算報告を公表し、同公社元役員らの贈収賄工作”ペトロロン”の影響などにより、1991年以来23年ぶり、かつ約216億レアルという大幅な赤字を計上したことが明らかとなった。
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4月16日朝、下院では19日の「先住民の日」への顕彰の意味の特別セッションが開かれ、大勢の先住民が先住民独特のダンスとリズムを披露して人々の注目を集めた。
こうした光景に慣れていない方は「議会の場でコスプレ?」と思われるかもしれないが、ブラジルではこうした光景は決して珍しくない。北・中・南米では今も部族単位で暮らす先住民がかなりおり、ブラジルでも各地に先住民の保護区がある。保護区を離れ、街で暮らす先住民も相当数いるという。
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4月12日に2回目の反ジルマ(ジウマ)大統領・反PT(労働者党)のデモが(ブラジル)全土で行われた。200万人近くを動員した前回ほどの盛り上がりには至らなかったが、ブラジル全土で70万人が参加した。
デモへの参加動機の第一は、巨額な贈収賄行為に対する怒りである。労働者の代表、貧しい人の味方であったはずの労働者党が政権に就いた途端、自分たちの利益確保に走り、大泥棒と化してしまったことへの抗議である。
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