2015年 04月 22日 02:07
4月16日朝、下院では19日の「先住民の日」への顕彰の意味の特別セッションが開かれ、大勢の先住民が先住民独特のダンスとリズムを披露して人々の注目を集めた。
こうした光景に慣れていない方は「議会の場でコスプレ?」と思われるかもしれないが、ブラジルではこうした光景は決して珍しくない。北・中・南米では今も部族単位で暮らす先住民がかなりおり、ブラジルでも各地に先住民の保護区がある。保護区を離れ、街で暮らす先住民も相当数いるという。
「先住民の日」がある4月は「先住民月間」でもあり、ブラジリアでは毎年、全国の先住民が集まり、議会や委員会で先住民の権利や窮状などを訴えたりするのが恒例となっている(次ページへつづく)。
(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Pedro Ventura/Agência Brasíla)
写真は4月19日、先住民の日、ブラジリア。2014~15年の先住民による権利主張運動の写真は次ページ以降に掲載
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