
大聖(サンパウロ)市圏の水不足が更に深刻化し、アウト・チエテ水系も8月から「未開の水域」を開放して水不足対策を行なうことになった。22~23日付伯字紙が報じている。
大聖(サンパウロ)市圏約800万人の水源であるカンタレイラ水系は5月から取水口の下の「未開の水域」を開放して水不足解消を図っているが、大聖市圏東部約400万人に水を供給するアウト・チエテでも8月から未開の水域を開放する可能性があるとサンパウロ州水道公社(SABESP)が発表した。
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7月24日(木)、社会運動団体の土地なし農民運動(MST)が、第五回リオ州シセロ・ゲヂス農業改革市(フェイラ)を開催したと、同団体が伝えた。
フェイラが開催されているのは旧市街区にあるラルゴ・ダ・カリオカ。25日(金)まで開催される。
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ワールドカップブラジル大会が開催された日の、ちょうど14年前、2000年6月12日。リオデジャネイロで、ひとりの若い男性が11人の乗客を人質にしたバスジャック事件が起こった。
想像を超える結末を迎えたこの事件は、「トロッパ・ヂ・エリッチ(エリート・スクワッド)」シリーズ(2007、2010)や「ロボコップ」(2014)も手掛けたジョゼ・パジーリャ監督によるドキュメンタリー映画「バス174」(2003)でも描かれている。
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ブラジルで長期生活をする際には、CPF(セー・ペー・エフィ)という番号が必要なことが多くあります。これはCadastro de Pessoas Físicasの略で、税務署への個人登録番号で、納税者番号のことです。
日本ではマイナンバー制度(国民総背番号制)は個人情報管理についての議論ばかりで話が進まないようですが、ブラジルでは当たり前のように、これが他の身分証明書番号と同様に、用いられています。
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先月(6月)末からリオ・グランデ・ド・スル州カシアス・ド・スル市に大量のガーナ人が流入し、同市の連邦警察で亡命を申請している問題で、同市に入ったガーナ人は370人を超えた。
亡命申請件数があまりに多いために、今月(7月)半ばから1日の受付数が20件に限定されている。
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サンパウロ市西部にあるヴィラマダレーナ地区は、高級民芸アートやカフェやショップなどお洒落な店が並ぶエリア。一方、伝統的な店からトレンディな店まで、さまざまなバールやクラブがひしめきあうこの街は、夜は“ボヘミアン”の街としても知られている。
このヴィラマダレーナ地区は、ワールドカップ期間中、試合が行われた日を中心に、各国から訪れた数千人もの観光客が押し寄せて大騒ぎになっていた。
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ダッタフォーリャ(ダータフォーリャ、世論調査による統計研究機関)がサッカー・ワールドカップで伯国に訪れた外国人観光客にアンケートをとったところ、83%がW杯の運営に「よい」の評価を下していたほか、伯国の運営に肯定的な評価を行なっていたことがわかった。(7月)15日付フォーリャ紙が報じている。
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悲喜こもごものワールドカップも終わり、ブラジルでは数カ月後に大統領選を控えている。
「W杯、ひいてはブラジルの歴史上、こんなにW杯と政治が絡んだことはない」。こう明言するのはサンパウロ大学(USP)の歴史学者フラヴィオ・デ・カンポス氏だ。
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