
1982年スペイン大会の失敗から4年。1986年のFIFAワールドカップ・メキシコ大会で、ブラジル代表に再びチャンスが訪れた。
監督は前大会同様、テレ・サンターナが指揮をとることとなった。
召集メンバーの中には、翌87年から日産自動車(現在の横浜Fマリノス)でプレイするオスカー、93年から柏レイソルでプレイするカレッカと、日本に馴染みのある選手の名もあった。黄金のカルテットを構成していた内の3人、ジーコ、ソクラテス、ファルカンも招集された。
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FIFAワールドカップTMといえば、大会の象徴として、トロフィーの存在が大きい。FIFAの初代会長だったジュール・リメ(フランスサッカー連盟会長でもあった)がワールドカップとサッカー界に多大な貢献をしたことから、その名が使われて「ジュール・リメ・トロフィー」と呼ばれるようになった。
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黄金のカルテットが誕生した、1982年、ワールドカップ・スペイン大会。
7月5日、エスタディ・デ・サヒア(サヒア競技場)で行われた2次リーグの最終戦、ブラジル対イタリアは、勝者が決勝トーナメントへ進むという重要な試合でした。
この日も黄金のカルテットは健在。ブラジルが、皆を魅了するサッカースタイルで勝利することを、誰もが確信していました。
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黄金のカルテット。ブラジルのセレソンには、かつて、そう呼ばれた4人組がいました。
ブラジルは1970年に3度目の優勝を果たして以来、74年には4位、78年には3位と健闘はしていましたが、あと一歩のところで優勝することができなくなっていました。
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2014年ブラジルワールドカップまであと約4か月。ところで、ブラジルでワールドカップが開催されるのは今回で2度目となる。
初めてブラジルでワールドカップが開催されたのは1950年のこと。1930年にはじまったワールドカップは戦争を挟んで1938年以来開催されていなかったため、この大会が戦後初の大会で、第4回目のワールドカップとなった。
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