ブラジリアで立て籠もり事件。人質を取り“世直し”を要求

2014年 10月 1日
ブラジリア立てこもり事件

ブラジリアの官庁街近くのホテルで9月29日、拳銃を所持した男が人質のチョッキに偽の爆発物を仕掛けて約7時間立て篭もり、150人の警官が駆けつける騒ぎとなった。30日付フォーリャ紙などが報じた。

被害者はホテル職員のジョゼ・アイルトン・デ・ソウザさん(55)で、ホテルに滞在していたジャック(ジャッキ)・ソウザ・ドス・サントス容疑者(30)に、13階の部屋のバルコニーで脅迫され、人質にとられた。

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サンパウロ内陸部の町で、中国人夫婦に監禁同然の状態で労働させられていた中国人女性、保護される

2014年 09月 27日
ブラジルで奴隷労働させられていた中国人女性

連邦警察がサンパウロ州内陸部のアラサツーバで23日、中国人夫妻が経営する店で奴隷労働を強いられていた23歳の中国人女性を救出したと24、25日付伯字紙や各紙サイトが報じた。

アナ・ビジョウテリヤで売り子を務めていた女性の昼食時間は15分。住居は商品を保管する倉庫の片隅を板とダンボールで仕切り、薄いマットレスを置いただけの場所で、食事も床で作る、水はバケツに汲み置いたものを使用、外出は許されないという劣悪な条件下に置かれていた。

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“エリート・スクワッド”指揮官、恐喝で摘発

2014年 09月 20日
押収された紙幣、貴金属

リオ州検察局と保安局が(9月)15日、リオ南部バングー地区での恐喝容疑で軍警23人を摘発、逮捕したが、2人が逃亡(エスタード紙では22人逮捕、3人逃亡)した16日付伯字紙が報じた。

主犯は同州軍警ナンバー3のアレッシャンドレ・フォンテネレ大佐(44)で、捜査・押収令状も53件履行された。

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2012年、19歳以下の青少年の殺人被害、ブラジルは世界で6位。全世界での20歳未満の殺人被害者は9万5千人に

2014年 09月 17日
20歳未満の女性のうち約1200万人が性的虐待を受ける

国際児童基金(ユニセフ)が(9月)4日、ブラジルは世界1カ国・地域の中でも、19歳以下の子供や青年が殺される率が高く、10万人当たりの殺人率は17人で、世界で6位だったと発表した。

殺人率でブラジルを上回ったのはエルサルバドル(10万人当たり27人)、グアテマラ(同22人)、ベネズエラ(同20人)、ハイチ(同19人)、レソト王国(同18人)の5カ国のみ。

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密売組織との抗争で治安維持警察部隊(UPP)、署長が殉職

2014年 09月 14日
UPP署長殉職

リオ市北部アレモン(アレマォン)地区で(9月)11日夕方、麻薬密売者と軍警の間で銃撃戦が起き、ノヴァ・ブラジリアの治安維持警察部隊(UPP)のウアンデルソン・マノエル(マノエウ)・ダ・シウヴァ署長が死亡した。

UPP所属警官が死亡した例は5年間で12件あるが、司令官が犠牲になったのは初めてと12日付伯字紙が報じた。

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アラーニャ選手への人種差別野次を飛ばした女性、今度は自宅が放火される

2014年 09月 13日
アラーニャ

サッカーの試合で、人種差別の罵声を飛ばした姿がテレビに映し出された後、パトリシア・モレイラさん(23)の生活が脅かされている。

パトリシアさんは8月28日、リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレのグレミオ・アリーナで開催されたブラジル杯のグレミオ対サントスの試合の最中、サントスの黒人キーパー、アラーニャに対し、「汚い匂いの猿」との叫び声に続き、客席の一部で差別語や猿の鳴きまねが繰り返された事件に関与したひとりだ。

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愛犬、大活躍。少女を強姦の危機から救う

2014年 09月 11日

サンパウロ市から150キロのピラール・ド・スル(スウ)市で8月30日、雌の雑種犬が10歳の少女を強姦の危機から救うという出来事があった。

その日少女は家に独りでいて、兄と義理の姉妹が家の奥にいた。家の前の道を通りがかった男が水を一杯頼み、少女が水を取りに行ったところ男が家に侵入し少女に襲い掛かった。

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ペトロブラス収賄、ジウマ、シウヴァ両陣営に打撃か

2014年 09月 10日
ペトロブラス

ペトロブラスの元供給部長パウロ・コスタ氏による、同公社在籍時の多数の有力政治家を相手取った収賄工作の暴露は、大統領選挙にも強い影響を及ぼすことになりそうだ。(9月)8日付伯字紙が報じている。

コスタ氏の証言で最も大きな打撃を受ける可能性があるのは、ジウマ大統領だ。

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