ブラジルのメタノール摂取による中毒、確認済は14件に
2025年 10月 5日
ブラジル保険省は10月4日、全国からのメタノール中毒の報告が195件に達したと公表。うち確認済は14件に(写真/Marcelo Camargo/Agência Brasil)
ブラジル保健省は、土曜日(10月4日)、アルコール飲料の摂取によるメタノール中毒の通知が全国で195件に達したと発表した。このうち14件が確認済みで、181件が調査中となっている。
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ブラジル保険省は10月4日、全国からのメタノール中毒の報告が195件に達したと公表。うち確認済は14件に(写真/Marcelo Camargo/Agência Brasil)
ブラジル保健省は、土曜日(10月4日)、アルコール飲料の摂取によるメタノール中毒の通知が全国で195件に達したと発表した。このうち14件が確認済みで、181件が調査中となっている。
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連邦区の不正飲料製造拠点で押収された酒類の瓶(画像提供/(C)Sandro Araujo/Agencia Saude DF)
連邦区(DF)の軍警察は、金曜日(10月3日)夜、ソブラジーニョ・ドス・メロス地区で、酒類の偽造に使用されていた非合法の不正飲料製造拠点を抜き打ちで捜索を行った。
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サンパウロのライヴ会場でメタノール混入飲料を摂取した可能性が高まったラッパーのウングリーア(画像提供/© Hungria/Instagram)
メタノール中毒の症状でブラジリアの病院に入院中のラッパー、ウングリーアは、日曜日(9月28日)にサンパウロのライブ会場で蒸留酒を飲んでいたことがわかった。この会場では他にも中毒症例が報告されている。担当医であるレアンドロ・マシャード医師が10月3日(金)に明らかにした。会場は、同じ日にアルコールを摂取した2人が入院したことを受け、閉鎖された。
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連邦区ヴィセンチ・ピリス地域の流通業者で文民警察が押収した酒類(写真提供/PCDF/divulgação)
連邦区文民警察(PCDF)は、保健衛生監督局、農牧供給省(MAPA)、国家衛生監督庁(ANVISA)と合同で、連邦区の行政地域ヴィセンチ・ピリスにある酒類流通業者を営業停止処分とした。
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12万8千本のウォッカが封印されたサンパウロ州バルエリ市(写真/Lucas Garcia)
サンパウロ州政府は、10月1日(水)に、州内でメタノール中毒の疑いによる死亡が6件となったと発表した。
このうち1件は、混入されたアルコール飲料の摂取が原因であることが確認されており、残る5件については現在も調査が続いている。
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「バーボンの国から、カシャッサが姿を消そうとしている」ーー。そう報じたのはブラジルの現地メディア「フォーリャ・ジ・サンパウロ」。
アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領によって課されたブラジルへの50%という関税爆弾の影響は、ブラジル産蒸留酒カシャッサの輸出にも影響を及ぼしている。
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サンパウロ市、9月30日。サンパウロ州政府庁舎にて会見に臨むタルシジオ・ジ・フレイタス知事(写真/Marcelo S. Camargo/FUSSP)
サンパウロ州政府は火曜日(9月30日)、州内で発生したメタノール中毒の7件のうち、5人が死亡したことを発表した。死亡者のうち1人は、不正に混入されたアルコール飲料の摂取が原因であることが確認されており、残る4件については現在も調査が続いていると「アジェンシア・ブラジル」が報じている。
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サンパウロでは1992年にディスコでメタノールに汚染された飲料の事故があった(画像はイメージ)(写真/profq1123/Pixabay)
最近報告されている、メタノールが不正混入された飲料を摂取したことによって死亡したり後遺症を負った人々の事例は、サンパウロ州にとって今回が初めてではない。
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