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路上のカーニバルでも放たれたプロテストやメッセージ。
トップレス行進から薬物依存の危険を訴える行進まで

ミ・エスケッシ

専用会場サンボードロモで開催されるサンバのパレード・コンテスト、いわゆる”リオのカーニバル”まであと10日近く。ブラジル、リオデジャネイロでは、カリオカや観光客がこの週末、”プレ・カーニバル”を堪能した。

2月12日(日)もリオの街の各地域で、市民や仲間たちによって結成されたさまざまなカーニバル団体(「ブロコ」と呼ばれる)が、思い思いのいで立ちでパフォーマンスを繰り広げた。現地メディア「オ・ヂア」が13日づけで伝えた。

ミ・エスケッシ リオ ブロコ

各ブロコはそれぞれ地元を拠点に活動しており、規模もさまざま。演奏をする音楽もサンバだけとは限らず、マルシャ(マーチ)、ロック、ポップスとなんでもアリ。名物ブロコのパフォーマンスには、市や州、国を越えて多くの観客が集まるが、少人数で楽しむブロコもある。また、各都市で自治体に公式に登録しているブロコもあれば、非公式のブロコもある。

非公式ブロコ「デスジ・マス・ナォン・ソーブリ」の面々は、トップレスで行進を行った。同ブロコのプロデューサーのマリア・サイジさん(26)と友人のダニエラ・ラウリアさん(25)は、トップレスでのブロコの行進を実施することを計画、「女性のエンパワーメント」という旗を掲げた。

マリアさんは、女性は社会的に強制されて胸にカバーをさせられていると語った。

「女性はブラジャーを使用するものだと決めつけられています。しかし今日は、行動が自然に受け入れられたのでホッとしました。とはいえ日常の環境は厳しい制約があり、同じようにはいかないでしょうけれど」(マリアさん)

マリアさんの友人で、このパーフォーマンスに参加したダニエラさんは、自由な気分が味わえたと語った。

「(今日)同じ行動をとった女性たちの様子をみても、みな普段通りにふるまっていました。私自身もとても解放された気分でした。もちおん、いかなる場所でも同じ行動がとれるとは考えてはいませんよ」(ダニエラ)

また、この日、ラランジェイラス地区では午前にブロコ「ヴォウタ・アリッシ」が通りをにぎわせ、地域住民がバケツで行列に浴びせた水を浴びながら行進を楽しんだ。オーガナイザーのミシェリ・ブレーノさんは、このブロコの今年の行進は”愛の爆発”をテーマに掲げたと語った。

「この街、リオに暮らす私たちは、愛を広めることを選びました。行進する道にはバラの花をまき、団体の旗を持つ騎手は”やさしさの化身”という設定にしました。ブロコの行進が街に愛を溢れさせられることを願って…」(ミシェリ・ブレーノさん)

ミ・エスケッシ ブロコ リオ

「オ・ジア」は、ジャルジンボタニコ地区では、有名なブロコ「ミ・エスケッシ」が1万5000人の観衆を集めたと報じた。行列はジャルジンボタニコ通りとパシェーコ・レアォン通りの交差点を、朝の8時にスタートした。

サンコンラード地区では、ブロコ「シャミ・ジェンチ」がメンデス・ジ・モライス市長大通りで、リオのサンバと、バイーアのポップス、アシェーをミックスさせて楽しんだ。

コパカバーナ地区ではブロコ「アレグリーア・セン・ヘサッカ」が、薬物やアルコールの乱用をやめようというメッセージを掲げたほか、車いすでの生活を送っている人も行進に参加して、飲酒運転禁止法令の重要性を訴えた。

(文/麻生雅人、写真/Fernando Maia/Riotur)

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