モニカ・パレードで、今度はサンサォンが誘拐される

2013年 11月 19日

モニカパレードno4

ブラジルの国民的人気漫画「モニカと仲間たち」の主人公モニカ生誕50周年を祝して、サンパウロで開催されているモニカ・パレード。このイベントで先週も誘拐事件が起きたが、またも同パレードが犯罪者のターゲットとなってしまった。11月19日の「ヴェージャ」が報じている。

モニカ・パレードでは、作者のマウリシオ・ヂ・ソウザを含む50組のアーティストが、それぞれ思い思いのペインティングを施したモニカの人形を制作。50体の人形がサンパウロの街のあちこちに展示されている。

被害にあったのはベラ・シントラ通りとアウメイダ・チエテの交差点に設置されていたAlexander Borba アレシャンデル・ボルバの作品「Hello, my name is “M”」(写真)。今回は、モニカが手にしているウサギのサンサォンが誘拐された。

モニカ像の作品を市内に配置しているTop Trendsのスポークスマンによると「人形は毎日監視して検査しており、損傷が確認された場合は、すぐに修復が行われます。無くなったパーツがあれば、制作されて路上に復元されます」と語ったという。

モニカと切っても切り離せないサンサォンは、既に新たに制作がはじまり、今週には復元される見通しだという。

(文/麻生雅人、写真/Divulgação)