日本戦3戦目、対コロンビア戦が行われるクイアバのイベント情報

2014年 06月 22日

クイアバ ファンフェスト マスカラードス

FIFAワールドカップブラジル大会では開催12都市の各都市でファンフェストを開催。ワールドカップ試合のパブリックビューイングや、ロックやポップスのコンサートや伝統芸能、民芸アートの展示や販売などを行っている。また、各都市ごとに、地元の団体が主催する文化紹介のイベントや展示なども行われている。

日本がコロンビアと対戦するクイアバでもFIFAのファンフェスト会場や、地元施設で様々なイベントが用意されている。地元紙「オ・ドクメント」(6月20日づけ、電子版)、「G1」(6月20日づけ、電子版)などが伝えている。

まずはファンフェスト。21日(土)には、ロックバンドのCPM22が出演したほか、マットグロッソ州のパンタナウ文化圏、クイアバ市から約100km離れたポコネ市に伝わる伝統芸能マスカラードスが披露された。マスカラードスはポルトガルやスペインから伝わった舞踏と、先住民族の文化、アフリカ由来のリズムが融合したブラジルならではの混交文化を持つ芸能だ。フェスタ・ド・ヂヴィーノの時期に行われる事で知られている。会場はクイアバ市ドン・アキーノ地区ベイラヒオ大通りのアクリマチ展示公園。

22日(日)はマットグロッソ州出身の女性歌手ロレーナ・リー、セルタネージョのグループ、アレーナ・カントリー、DJトマチ、ジェファーソン・ミランダのダンスカンパニー、女性グループのゴールデン・ガール・グループなどが出演する。

モラーダ・ド・オウロ地区にあるイベントスペース、SESI Papa(セッシ・パパ)の「アレーナ・クゥトゥラウ」では、写真展、地元民芸アートの紹介、郷土料理のフェイラを開催している。

マットグロッソ州文化局(SEC)が主宰する「アートギャラリー」では、パンタナウ湿原の動物保護アート展「Fauna Mata Viva(森の生き物)」を開催中。こちらは月曜から金曜までの午後12時から夜19時まで。入場無料。

ショッピングセンター、「パンタナウ・ショッピング」では、チリの写真アーカイブの協力を得て、1962年のFIFAワールドカップチリ大会の写真展を、6月21日(土)から開催している。写真は他にも66年イングランド大会、74年西ドイツ大会、82年スペイン大会のものもあるとのこと。場所はクイアバ市ジャルジン・アクリマサォン地区の歴史家フーベンス・ヂ・メンドンサ大通り3300。

別のショッピングセンター、「ゴイアベイラス・ショッピング」では、地元アーティストたちによる「コレクション~秋」展を6月26日(木)まで開催中。ドゥッキ・ヂ・カイシャス地区、ジョゼー・モンテイロ・ヂ・フィゲレード大通り500。

「カーザ・ド・パルキ」では地元の作家ジェルヴァニ・ヂ・パウラの作品展「ダンス・コン・ジェルヴァニ」を7月5日まで開催。月曜から土曜、10時から22時。ドゥッキ・ヂ・カイシャス地区、マリシャウ・セヴェリアーノ・ヂ・ケイロス通り445。

マットグロッソ州立大学の大衆文化芸術博物館(MACP)では、35人の陶芸作家展を開催中。開館は13時半から15時半。ボア・エスペランサ地区、フェルナンダ・コヘア・ダ・コスタ大通り2367。

モーホ・ダ・カイシャ・ダグア・ヴェーリャ博物館では、「マットグロッソ州産の無形遺産」展7月31日まで開催中。8時~17時、入場無料。地元文化を紹介する写真などが展示される。セントロ南部地区、ノッサ・セニョーラ・ダ・サンターナ通り1105。

(文/麻生雅人、写真/Caroline De Vita/Secom-MT)
写真は6月21日(土)、クイアバのファンフェストで披露された伝統芸能マスカラードス