サンパウロに青空市(フェイラ)が誕生してから100年

2014年 08月 26日

青空市

ブラジル各地で市民に親しまれている、フェイラと呼ばれる青空市(フェイラ・リーヴリ)。青果市、民芸品市、アンティーク市、自然食品市など、青空市にはさまざまな種類がある。

中でも、日系人の人口が多いためかサンパウロ市では、青果市の歴史が古く、今も数多く開かれている。

そのサンパウロは、8月25日(月)、青空市の100周年を迎えた。サンパウロ市政府が伝えている。

サンパウロ市の青空市はこの100年、変わることなく品質の良さを保ち、変わることのいないスタイルで人々に親しまれ続けてきた。

現在サンパウロ市と近郊の32都市を含めると、約800の青空市が開かれている。これらの青空市は火曜~日曜に営業されているという。

市に登録している青空市でものを売る人の数は1万2073人、市に設営される店舗の持ち主数は1万6300人。また、市で商売をする人の多くは、一か所の市だけに出店することは少なく、日によって異なる市に出店しているという。多い人では
州に6カ所の市に出店する。

ところで、この青空市がサンパウロで始まったのは前世紀のことだ(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真/Cesar Ogata/Secom)
サンパウロ市内の青空市場