クリチーバ市で日本文化月間はじまる。マンガの歴史展も開催
2014年 08月 31日在クリチバ日本国総領事館は、日本文化月間と題し、9月に約1か月に渡りクリチバ(クリチーバ)市内各地で日本文化を紹介するイベントを開催する。
8月30日(土)、同市市営市場のエスパッソ・アレーナで、日本文化月間の開会式が行われたとクリチバ市政府や現地メディア(「パラナ・オンライン」同日づけ)が伝えている。
開会式典にはグスターヴォ・フルイチ・クリチバ市長や池田敏寿雄在クリチバ日本国総領事も参加。鏡開きで東山農場の日本酒「東麒麟」がふるまわれた後、よさこいソーラン、琉球國祭り太鼓、クリチバ市で活動する若葉太鼓などのパフォーマンスが披露された。
グスターヴォ市長は「ここ市営市場でこのイベント(日本文化月間)が催されることには大きな意義があります。その成り立ちが、クリチバ市の日本人移民の歴史と密接に関係しているからです。クリチバ市は日系人の歴史をここに再確認して、より親密なパートナーシップを築いていきたいと思っています。従いまして、今回の祭典に参加するだけでなく、10月にバリグイ公園で開催される“春祭り”も市の公式行事として行います」と述べた。
池田総領事は市のサポートに謝辞を述べ、無料イベントを市内各地で無料イベントを開催するとスピーチした。
イベントは市内の様々な施設で行われ、クリチバ私立美術館ではマンガの歴史展が開催される。期間中にはマンガのワークショップや講義も行われる予定。日本映画上映会では、ポルトガル語の字幕つきで、オリジナルの日本語による上映が行われる。
9月13日~14日には市営市場のオーガニック・セクター・ルームで生け花と盆栽の展示も行われる。イベントの詳細は在クリチバ日本国総領事館まで。
(文/麻生雅人、写真/Cesar Brustolin/SMCS)