南米最大の農畜産業見本市「第37回エキスポインテル」が盛況

2014年 09月 4日

エキスポインテル

リオグランヂドスウ州エステイオ市のアッシス・ブラジル展示場公園で8月30日から開催されている農畜産業の国際見本市「第37回エキスポインテル」(9月9日まで)。

141ヘクタールという広大な会場で開催さるエキスポインテルは南米最大の展示見本市で、世界最大規模の農畜産業に関するイベントのひとつだという。

牛、馬、羊など183種7900頭の動物が品評されるほか、乳製品など畜産関連の食品や農産物、同地方の植物、民芸品にいたるまで、多岐にわたる産品が紹介され、盛況となっている。

マテ茶を使ったアイスクリームなど開発されたばかりの新製品の紹介コーナーも人気を読んでいる。

9月2日、開催3日目で来場者は16万3695名となったと、主催団体が発表した。

家族農業パヴィリオンでは9月1日の月曜日だけで、18万5309ヘアイス(レアル)の売上があったという。今のところ累計売上は58万5309ヘアイス(レアル)とのこと。

エキスポインテルでは見本市のほかにも、ガウーショと呼ばれるカウボーイによる競技、牧畜の技術セミナーなど、さまざまなイベントも行われる。今大会のテーマでもある持続可能な開発に関する展示や討議なども行われる予定。

音楽ではセルタネージョから、ドイツ移民が多いサンタカタリーナ州ブルメナウの祭事などで人気を博すドイツ民謡やポップスなどを演奏するグループも登場する。

エキスポインテル

(文/麻生雅人、写真/David Alves/Palácio Piratini)